近年「ととのう」で人気のサウナですが、消費者庁から注意喚起のメッセージが届いています。いったい、どんな危険があるのでしょうか?

【サウナ浴での事故に注意】
性別を問わず幅広い年代の人々に楽しまれているサウナ浴ですが、やけどや打撲などの事故も起きています。
〇ルールを守って無理なく利用
〇高温部分に注意
〇急いだ行動は控える
〇温度に体を慣らす
体調の異変などを感じたら周囲に知らせて!
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https://caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/caution/caution_076/
(@caa_shohishachoより引用)

事故情報データバンクによると、サウナ浴に関する事故情報数は、2014年度〜2021年度までは平均4件程度だったが、2022年度以降はそれぞれ10件と増加傾向に。サウナブームとともに、事故も増えているようですね。

これまで(2024年4月末日時点)の受傷者数は82人となっており、うち、「やけど」が31件、「切り傷・擦り傷等」が24件、「骨折・打撲」が14件の順に多く、「1か月以上」の治療を必要とした人は13人にのぼるのだとか。また、40歳以上になると、「めまい・意識障害」「循環器障害」などが起こることも。

実際に起きた事例がこちらです。

「サウナを利用中、熱いと思ったものの10分間ヨガのポーズをとり続け、臀部にやけどを負った」

「温泉施設内の貸切りサウナを利用中、椅子から立ち上がった際に壁面にむき出ていた裸電球が背中に当たってやけどをし、治療が必要となった」

「個室サウナを利用中、床の段差で足を滑らせ転倒し、右肘を打撲した」

「スポーツクラブのサウナを利用中、心臓発作を起こし3日間入院。医師からサウナ等は利用しないよう言われた。以前、心筋梗塞を起こしたことがあった」


サウナの熱だけでなく、裸電球でやけどを負うこともあるんですね。また、のぼせたり急に立ち上がろうとして転倒したり、持病のある方は心臓への負担にも要注意ですね。

こうした事故を防ぐためのポイントが、こちらです。

<事故防止のポイント>

  • 掲示されている入浴上の注意事項を確認し、正しい利用を心掛けましょう。
  • サウナ室内での思わぬやけどに注意しましょう。
  • サウナ室の出入りでの急な行動に注意しましょう。
  • 温度に体を慣らすことを意識しましょう。
  • 自身の体調等を踏まえて、無理のないサウナの利用を心掛けましょう。
  • サウナ室内で体調に異変を感じるなどした場合は、すぐに周囲の人や施設の従業員に知らせましょう。

いかがでしたか? サウナ室にいると、「まだまだ〜」とさながら我慢大会のようになってしまうことがありますが、決して無理をせず、自分の体調に合った利用を心がけてくださいね。