アサヒビールは、6月11日より首都圏・関信越エリア1都9県にて数量限定で発売する本物のレモンスライスが入った世界初の缶チューハイ「未来のレモンサワー」を発売する。6月3日には発売に先駆け発売記念イベントを開催、6月4日からは渋谷を中心に体験イベントも行われる。

レモンサワーの概念を覆すイノベーション

「『未来のレモンサワー』。それはレモンサワーの概念を覆すイノベーションです」とアサヒビール マーケティング本部長の梶浦瑞穂氏は紹介する。

着想から3年半かけて発売されるこの商品は、「アサヒ スーパードライ 生ジョッキ缶」をベースとした「INNOVTIONの連鎖」だという。「このイノベーションは、五感を呼び覚まし総動員して楽しむことで、 お客様の暮らしや生き方に新たな広がりをもたらします。そして、新しいお酒の文化創造を 目指していきたい」と期待を寄せる。

  • アサヒビール マーケティング本部長 梶浦 瑞穂氏

「未来のレモンサワー」は、アサヒビール独自のフルオープン缶を使用することで、レモンスライスが浮き上がる様子とともに、レモン由来の豊かな香りが楽しめる缶チューハイだ。

「本物のレモンスライスだからこそ、本来の酸味や甘み、苦味を感じることができます。そしてこのレモンスライスは食べられるので、かじって本物のレモンの味わいも楽しめます」。レモンスライスは1枚1枚異なるため個性があるだけでなく、時間とともに熟成し、味の変化にも注目して欲しいという。

「未来のレモンサワー」の開発にあたり、とくに量産化のプロセスは試行錯誤の連続だったという。中国四川省で収穫されるポストハーベストフリーのレモンを採用し、炭酸の力で浮かび上がるレモンスライスの最適な厚みの検証や、腐敗リスクに対する品質保証体制など、ゼロから機械やシステムを構築した。

フレーバーは2種類。レモンイエローのパッケージが印象的な「オリジナルレモンサワー」は、本物のレモンスライスの味と香りをベースに、程よい甘味と酸味、苦味のバランスが取れた味わいを楽しめる。また、甘くないレモンサワーが好みの方のために「プレーンレモンサワー」も開発された。パッケージデザインはレモンスライスが浮き上がる様子をあしらい、均一ではない個性的な品質であることを表現した8パターンのバリエーションが揃う。

最後に梶浦氏は「私たちは、未来を切り開くイノベーションを通じて、次世代のスタンダード創造に挑戦してまいります。本物のレモンが入ったレモンサワーが、日本のみならず世界のスタンダードになる。今日、新しいレモンサワーのカルチャーが生まれると私は確信をしています」と締めくくった。

また発表会ではタレントの藤森慎吾さんも登場し、ひと足早く「未来のレモンサワー」を体験。開栓するやいなや「大きな飲み口だから、ぱーっと香りが今広がってきました!」と興奮気味な様子。

一口飲んで「うまうぃーです!」とチャラい感想を決めつつ、「レモンのスライスがあるから、まず鼻で感じる。オリジナルは甘みとちょうどよい酸味、かすかな苦味とかも感じて、味のバランスがめちゃくちゃ整えられてる。すごく飲みやすい。プレーンはレモンの このインパクトがすごくダイレクトに来る感じ」とコメントを寄せた。

渋谷でいち早く楽しめるプロモーションも

また、新たなカルチャーの発信源である東京・渋谷を中心にプロモーションも展開している。

6月4日から16日にかけて、渋谷PARCOにて「(no) more future Bar」をオープン。「未来のレモンサワー」の魅力を五感で楽しめる場所として、高さ3mの光る巨大缶体から商品を購入できるブースや、ヒト型ロボットが提供するブースがあったりと、これまでにない体験ができるバーだという。

6月4日から16日にかけては、体験型ストア「b8ta Tokyo - Shibuya」にてポップアップイベントを開催する。「未来のレモンサワー」とペアリングを楽しめるセットを提供するほか、ARスマートグラスや日本初上陸のAIロボットなど、乾杯を楽しむ最新テクノロジーも展示されるという。

また、飲食店でも「未来のレモンサワー」を楽しむことができる。MIYASHITA PARKにほど近い渋谷横丁でも期間限定で同商品を提供、のれんやサイネージなども設置され、「未来のレモンサワー」がジャックする。

「アサヒスーパードライ」の生ジョッキ缶が大きな話題になったことも記憶に新しいが、「未来のレモンサワー」もこれまでにないレモンサワーの新たな楽しみ方を見せてくれそうだ。