アスマークは6月4日、「若者とシニアに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は5月9日~10日、15~34歳(若者)の男女、および60歳以上(シニア)の男女800名(男女均等割付)を対象に、Webアンケート方式で行われた。

  • 貯金・貯蓄額

    貯金・貯蓄額

まず、自身の貯金・貯蓄額を教えてもらったところ、若者の3人に1人が「50万円未満」(33.3%)と回答。次いで「300~500万円未満」(13.8%)、「100~200万円未満」(12%)が上位に。しかしながら、「シニアが思う、若者の貯金・貯蓄額」は、「50〜100万円未満」(21.5%)が最も多く、次いで「50万円未満」が20.3%という結果に。

一方、シニアの実際の貯金・貯蓄額は、多い順に「50万円未満」(17.3%)、「3000万円以上」(16.3%)、「1000~2000万円未満」(13.3%)となったが、「若者が思う、シニアの貯金・貯蓄額」では「50万円未満」と回答したのは7.5%にとどまり、両世代ともに「50万円未満」の割合がイメージよりも多い結果となった。

  • ライフスタイルの中で苦手なもの

    ライフスタイルの中で苦手なもの

次に、ライフスタイルの中で苦手なものを聞いたところ、若者の半数(50.0%)が「シニアはオンラインショッピングが苦手」と思っていたが、実際に苦手と答えたシニアはわずか7.3%。一方、シニアの64.8%が「若者は早起きが苦手」と思っているのに対し、実際は31.3%という結果に。貯金・貯蓄額と同様に、双方が抱いているイメージにギャップがあるよう。

また、対人関係で苦手なことを尋ねたところ、若者もシニアも「大勢で集まる場」「人前で何かをする」「人に注意する」が上位に。一方で、シニアの43.5%が「若者は人に合わせることが苦手」と思っているが、実際は15.5%とイメージとの差が。また、「シニアは人に注意をすることが苦手」だと思っている若者はわずか5.3%だったが、実際は37.5%ものシニアが人に注意することが苦手と回答しており、こちらもイメージとのギャップが見て取れた。

  • 両世代で仲良くしたいか

    両世代で仲良くしたいか

次に、お互いに「シニアと、あるいは若者とどの程度仲良くしたいと思っていますか?」と質問したところ、若者、シニアともに約半数が「相手からくるようであれば仲良くする」と回答。しかしながら、性年代別にみると、若者・男性は10%程度が「シニアと絶対に仲良くしたくない」と回答しているのに対し、シニア・男性の約4割が「若者とできれば仲良くしたい」と回答するなど、男性は年齢で差が出ることが明らかに。

また、実際の仲の良さについては、若者・シニアともに30%以上が「身近に対象の人がいない」と回答しているが、同程度の割合で「自分は仲良くできていると思っている」と回答した。