mitorizは5月29日、オーラルケアに関する調査結果を発表した。同調査は、2024年5月10日~5月12日の期間、消費者購買行動データサービス「Point of Buy」の会員3,000人を対象にインターネット上にて実施された。

  • 口内環境に関する悩み

口内環境に関する悩み

はじめに、口内環境に関する悩みを尋ねると、1位「歯石や歯垢」(50.1%)、2位「歯の黄ばみや、歯茎の色」(42.9%)、3位「口臭」(33.9%)という結果になった。年代別でみると上位の項目に大きな違いはないが、60代以上のみ歯周病が2番目にきている。

また、20代以下と30代は最も多い悩みが「歯の黄ばみや、歯茎の色」(20代以下:48.3%、30代:48.0%)かつ「歯並び」(20代以下:27.6%、30代:32.4%)が4番目にきており、他年代と比較すると見た目に関する悩みの数値が高い傾向が見て取れる。

  • 歯磨きの回数

歯磨きの回数

次に、歯磨きの回数について尋ねたところ、最も多かったのは「2回」(51.5%)で過半数を超えている。次いで「3回」(27.8%)、「1回」(16.5%)と続いている。全体の平均は2.2回で、歯磨き回数については年代別で大きな差はなかった。

  • 歯磨きの方法

歯磨きの方法

歯磨きの方法を尋ねると、「手磨き」(83.1%)が多数を占める結果に。年代別で見た場合も、電動歯ブラシ(手磨きと併用も含む)を使用している人は2割未満だ。最も多い50代が18.2%、60代以上が18.1%と50代以上から18%を超えおり、年代が上がるに連れて電動歯ブラシの使用率は上昇している。

  • 洗口液とデンタルフロス・歯間ブラシの使用状況

洗口液とデンタルフロス・歯間ブラシの使用状況

洗口液とデンタルフロス・歯間ブラシの使用状況を尋ねると、洗口液については「洗口液を使用している」は32.5%となり、使用していない人が多いことが分かった。「デンタルフロス・歯間ブラシ」については「デンタルフロス」(21.9%)、「歯間ブラシ」(21.8%)、「歯間ブラシとデンタルフロスを併用」(19.3%)がそれぞれ20%前後で大きく差がつかない結果となった。合わせて63.0%人が通常の歯ブラシに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシによるケアを行っており、歯間ブラシは年代が上がるほど使用率が高くなっている。

  • 歯磨き粉を購入する際に重視する点

歯磨き粉を購入する際に重視する点

最後に、歯磨き粉を購入する際に重視する点について尋ねたところ、最も多かったのは「効果・効能」(65.2%)となり、次いで「価格」(59.0%)が続いた。この2項目のみ50%を超えており、少し開いて、「味」(27.1%)、「配合成分」(26.9%)がほぼ同数で並んだ。

いずれの年代も上位の2項目は「価格」と「効果・効能」だが、30代以下は「価格」が最も多く、コスパ重視の傾向が見られる一方、40代以上は「効果・効能」が重視されている傾向がある。