6月9日からWOWOWでスタートする連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』(WOWOWプライム/WOWOW4K/WOWOWオンデマンド 毎週日曜 22:00~全4話※第1話は無料放送)の完成披露試写会が28日、都内で行われ、主演の亀梨和也、見上愛、渡部篤郎が登場した。

  • WOWOW連続ドラマW 東野圭吾『ゲームの名は誘拐』の完成披露試写会に登場した見上愛、亀梨和也、渡部篤郎(左から)

原作は2002年に刊行された東野圭吾の小説『ゲームの名は誘拐』(光文社文庫刊)。主人公の広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介(亀梨和也)が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長・葛城勝俊(渡部篤郎)に一矢報いるため、その娘・樹理(見上愛)と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリーとなっている。

亀梨は「スケール感と言いますか、僕自身20何年この仕事をしていますが、映像化は大変な表現というか、今回のチームでどのように撮っていくのかすごく期待を持った中で現場に入らせてもらいました」と撮影前はワクワクした気持ちがあったといい、「出来上がりを見たら本当に素晴らしく仕上げていただいたので、早く皆さんに見ていただきたいという思いでいっぱいです」と出来栄えに自信も見せた。

亀梨は優秀で仕事もできてユーモアもあり女性にもモテる広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介を演じている。「ステージの上に立っているような意識に近いというか、佐久間が出勤する時も自分の時間軸ではあるんですが、常に周りを意識して生活しています。結構コンサートやライブで"亀梨くん"をやっている時に歌っていても360度感覚がある感じがあって、それに近いところの感覚を今回の佐久間では引っ張り出したというか、周りの人たちの目というのは常に意識しました」とライブ中の自身と共通項を見出したキャラクターだったという。

亀梨は、同ドラマで見上や渡部と初共演。バディ役の見上について亀梨は「早い段階で色々お話をさせていただきました。壁を作ることなく受け入れてくださり、クリエイティブな話をたくさんしながら時間を過ごしたので、非常に楽しかったです」と好印象だったようで、それを受けての見上は「勝手にもっと怖いんじゃないかとかクールなタイプだと思っていましたが、気さくに話しかけてくださったので、初日で緊張が溶けて集中することができました」と亀梨に感謝しきり。

また、渡部について亀梨は「サウナでお会いしたこともあって非常に安心感というか信頼関係がありました」と明かして客席を沸かせ、「現場でもフランクにお話をしてくださったので、お芝居や緊張感も役柄に沿った中で集中させていただきました。有り難かったです。いつお会いしても"まんま"と言いますか、『亀ちゃん元気?』と気さくに声を掛けてくださりました。一方的に見ていた立場なのでうれしかったです」と感謝した。

一方の渡部は「亀梨さんはお仕事の経験値も生きてきた経験値もある方で、仕事で今回は長く(一緒に)いさせていただきましたが、とっても真面目な方です。すごく真摯に作品に取り組んでいて、やっぱり流石だなと思いました。それは彼がそういうきちんとした生き方をしてきたんじゃないかなと思います。真面目にやっている人って素敵じゃないですか。大スターなんでね」とべた褒め。それに対して亀梨は「よく言いますよ。恐れ多いです(笑)」と照れ笑いを浮かべていた。