ピアニスト・五条院凌「88鍵あるはずが120鍵ぐらいに見えるときがあって…」絶対に外せない“ライブのこだわり”を語る
山崎怜奈(れなち)がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。(ダレハナ)」(毎週月曜~木曜13:00~14:55)。5月21日(火)の放送では、音楽家・ピアニストの五条院凌(ごじょういん・りょう)さんが登場。コロナ禍で動画投稿を始めた理由や、最近ハマっているものなどについて話しました。

(左から)パーソナリティの山崎怜奈、五条院凌さん

◆ピアノの前に座ったら“無”に

2021年4月にショートムービープラットフォーム・TikTok(ティックトック)に投稿して以来、個性的なキャラクターと激しい演奏で一躍話題の五条院さん。まずは、投稿を始めた理由を伺うと、「おコロナ禍で悲しみのおバイブスに満ちあふれていた時期に、私の麗しいピアノの美しい音色で地球を潤すために降臨させていただきました」と振り返ります。

またTikTokでは、自身のバックボーンであるクラシックバレエとクラシックピアノを活かした、力強いアレンジ曲を投稿しており「麗しさとおゴージャスさをピアノにのせてお表現したいと思っていまして、つま先から髪の先まで常に意識しております」とこだわりを吐露。

そんな常に落ち着いた振る舞いをみせる五条院さんですが、ときには雑念に振り回される一面もあると言い、この告白に「自分の世界で包み込んでいく印象を受けたので、不安や感情の揺らぎがあまりない方なのかと思いました」とれなちが驚くと、五条院さんは「私も生き物ですから。ただ“それも面白い”と楽しみつつ、ピアノの前に座ったら“無”になる感じです」とコメントします。

ちなみに、最近は“おヨガ”にハマっているとのことで、ピアノを弾くには精神だけでなく筋肉が必要かつ、へその下にある丹田(たんでん)を意識する大切さに気づいてから、毎日のように通っているそう。また“おサウナ”が好きという一面も。「“おととのい”で一度リセットして、赤ちゃんのような気持ちになれるのがいい。おサウナ、おラブです」と話します。

◆“ライブ演出”のこだわり

五条院さんは4月17日(水)に新曲「FLASH」を配信リリースしました。同曲について、「一言でいうと“衝動”。私は、お深夜タイムになると、いろんなアイデアが浮かんだりするのですが、それと同時に、いろいろなことをぐるぐる考え込んでしまうことがあり、そういうときに“すべてを投げ出して深夜の高速道路を走りたい!”というふうに(感情が)爆発するときがあって、その思いをそのまま曲にしたものでございます」と語ります。

またライブのステージでの演出なども自身でプロデュースしており、「私の内側からにじみ出るものを、それぞれの“お使者さま(専門家)”たちにお伝えして、考えてくださっています」と五条院さん。そこで、れなちが「“ここは絶対に外せない”というこだわりはありますか?」と伺うと、五条院さんは「特に照明を使う演出のときに、ピアノの鍵盤に影があったりすると、88鍵あるはずが120鍵ぐらいに見えるときがあって。そういう微調整も、照明のお使者さまと一緒に細かくやらせていただいております」と話していました。

----------------------------------------------------

<番組概要>

番組名:山崎怜奈の誰かに話したかったこと。

放送日時:毎週月~木曜 13:00~14:55

パーソナリティ:山崎怜奈

番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/darehana/