「大泉洋さんとは紅白で…」Mrs. GREEN APPLE大森元貴が明かす新曲『Dear』制作秘話
3人組ロックバンドMrs. GREEN APPLE(大森元貴(Vo/Gt)、藤澤涼架(Key)、若井滉斗(Gt))がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「SCHOOL OF LOCK! ミセスLOCKS!」(毎週月曜23:08頃~)。5月20日(月)の放送では、大泉洋さん主演の映画「ディア・ファミリー」(6月14日公開)の主題歌で新曲の「Dear」制作エピソードを語りました。


(写真左から)Mrs. GREEN APPLE藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗



――藤澤「まったく新しい楽曲だなと思った」

藤澤:今日の授業は、本日配信リリースされたばかりの僕たちの新曲「Dear」についてです!



大森:あと今日は“青リンゴの日”ですね! ミセスが初ライブをした日ですね!

若井:そうですね!

大森:「Dear」なんですけども、こちらは6月14日(金)に公開される大泉洋さん主演の映画「ディア・ファミリー」の主題歌です! もう生徒(※リスナー)のみんなは聴いたということで! りょうちゃん、初めて「Dear」を聴いたときどうでしたか?

藤澤:これまで、大森さんの楽曲は壮大な楽曲と言いますか、すごく自分の芯の部分に訴えかけるような、「生きるとは」を感じる楽曲がありましたよね。「Dear」を初めて聴いたとき、まったく新しい楽曲だなと思いました!

若井:なんか、生命力に溢れているというか。りょうちゃんの言っていることもわかる。生の感じというか。

藤澤:言葉一つひとつも、(大森)元貴も、意識的に今までの“ミセスらしさ” “大森らしさ”みたいなところと違うものを持っているなと感じました。その辺りはどうなんでしょうか?

大森:たしかにそうかもね。また、意外とバンドサウンドじゃないですか。スタジアムロックに近いというか、バラードでも違うし、みたいな感じ。

実はかなりロックな色が強くって、その力強い楽曲から“生命力”を感じたのはすごくわかる。何よりもやっぱり、映画のお話をいただいて、うちらっていう名前を向こうのチームから上げてくれたという話を聞いたので嬉しいな、と思いました。

私は大泉さんとは紅白で(創立100周年を迎えたディズニーと紅白によるスペシャル企画で)「アンダー・ザ・シー」を一緒に歌った仲でして、「今度よろしくお願いします!」っていう話を実はもうそのときにしていたんですね。ちょうどその時期に映画を資料でいただいて、いち早く観させていただきました。とんでもなくいい映画だよね!

若井:とってもいい映画!

藤澤:本当に!

大森:何よりも、実話じゃないですか。カテーテルを作るお話で、人工心臓をまず作ろうっていうところで奮闘なさったお話です。人工心臓っていうのは、現在もまだまだ出来上がってないんですよね。ただ、カテーテルというもので本当にたくさんの人の命が救われていて、なおかつ、医学ってのは常に進んでいるんですよね。

そういうのを考えると「言葉で、音楽で、どうやって寄り添って届けよう」というのが悩みというか、課されたものが大きかったですね。

また、「Soranji」(映画「ラーゲリより愛を込めて」主題歌)とも違うんですよね。あれは戦争だったりとか、抑留だったりとか、あれも実話ですけど、また全然違ったところのエネルギーから曲を書く過程がありました。歌詞とかワードの部分ではたしかに“ミセスっぽくない”っていうのかな? 新鮮で、新しい歌詞を書いたな、っていう感じ。

若井:ね!

大森:僕、2番のサビの「幼さでパンを作って 大人びてジャムを塗ろう」って歌詞が……。

藤澤:どこから出てくるの?

大森:ね!

若井:「ね!」なの(笑)? そのとき(作詞しているとき)はバッと出てきたから書いた感じ?

大森:「幼さでパンを作って」が出てきて、「なんだこの歌詞……じゃあ『大人びてジャムを塗ろう』よ!」っていう。

藤澤:印象に残りますよ!

大森:ジャケットもジャムですからね!

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— Mrs. GREEN APPLE (@AORINGOHUZIN) May 19, 2024

番組では他にも、藤澤の誕生日(5月19日)を祝う場面もありました。

<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/