沢村一樹の次男で俳優やモデルとして活躍する野村康太。2022年4月に父と同じ芸能事務所・研音に所属し、その年にドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(読売テレビ・日本テレビ系)、『silent』(フジテレビ系)など立て続けに出演。今年2月より配信スタートしたドラマ『パーフェクトプロポーズ』(FOD)では初めての主演を務めた(金子隼也とのダブル主演)。デビューして丸2年、芸能生活3年目に突入した野村に現在の心境を聞いた。

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    野村康太 撮影:田中景子

5月4日に国立代々木競技場第一体育館で開催された「Rakuten GirlsAward 2024 SPRING/SUMMER」にモデルとして出演。ガルアワ出演は2回目とあって、観客の声援に耳を傾ける余裕も出てきた。

「今回は割と緊張することもなく、リラックスしながら、楽しみながら歩くことができました。初めてペアでランウェイを歩いたのですが、事前にお互い話し合って、和気あいあいとしながらも本番ちゃんと歩けたのでよかったです。デビューしてから何度かファッションイベントに出させていただき少しずつ慣れてきましたけど、まだぎこちない瞬間もありますね(笑)」

高校を卒業した2022年の4月に芸能事務所に所属し、同年7月期のドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』で俳優デビューを飾った。俳優を志したのは、中学生の頃に放送されたドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(2019年、日本テレビ系)がきっかけで、「すごく影響を受けた」という。「父が俳優ということも多少は影響しましたが、このドラマではSNSの使い方にも影響を受けました。主演の菅田将暉さんの演技を見て、いつか自分のお芝居で人の人生にプラスの影響を与えられる存在になりたいと思って俳優を目指しました」

憧れだった芸能界に入って2年。毎日は刺激の連続だった。「時間が過ぎるのがもう早くて…。吸収しなければいけないものがとても多く、いろんな人との出会いもたくさんありました。2年はあっと言う間でしたね。もちろんお芝居は楽しいのですが、このお仕事は、人との出会いが勉強になるし刺激にもなるなって感じています」と充実の表情。

印象に残ったのは三浦翔平との出会いだ。デビュー作で初共演し、その後『ホスト相続しちゃいました』(2023年、カンテレ・フジテレビ系)で再会した。「最初の現場で話しかけてくださって、何もわからない僕にいろいろアドバイスもくださいました。自分もいつか後輩を持つ立場になったら、少しでも役に立てる人間になりたいと思いました」と先輩の背中からさまざまなことを学んだ様子だった。

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俳優業に関して父・沢村一樹からの具体的なアドバイスはなく「あまり言ってこないんです」とか。しかし、「父と母からは『嘘をつかずにありのままの自分でいなさい』と言われています。あとは『感謝の気持ちを忘れずに』と父からすごく言われていて、小さいことでもいいからありがとうと伝えることは意識しています」

いつか親子共演したいかと問うと、「もちろん共演したいです!」と即答。「身内ですが、共演することに恥ずかしい気持ちはありません。逆に早く共演したいです。作品では親子役でもいいけど、バディ役とかやってみたいです」と声を弾ませる。

これまで演じた役はクールな役が多かった。デビューから3年目の今、「クールなキャラクターとは逆のお調子者のような役をやってみたいですね。あとは自分自身、小中高とずっとバスケットボールをやっていたので、バスケが関わっている作品に出演したいです。劇中で実際にバスケもぜひしたい」と挑戦したい役も見えてきた。

素の自分はクールなのかというと、「僕自身は全然クールじゃなくて。なんか、ふわふわしているというか、お調子者というか。周りから結構指摘されます。変顔も全然平気でできますよ。おふざけ大好き(笑)」。おちゃめな部分は「父に似ているかもしれません」。えくぼが印象的なほほ笑みとともに、そう話してくれた。

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■野村康太
2003年11月30日生まれ、東京都出身。身長183センチ。高身長を活かし、小中高とバスケ部に所属。2022年、高校卒業の春に父・沢村一樹と同じ芸能事務所に所属し、同年ドラマ『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』で俳優デビュー。配信作品『パーフェクトプロポーズ』でドラマ初主演を飾った(金子隼也とのダブル主演)。