マイナビは5月23日、「主婦のアルバイト調査(2024年)」の結果を発表した。調査は2024年2月15日~2月19日、20~50代の既婚女性3,253人(アルバイト就業者1,764人、現在無職で希望する雇用形態がアルバイト・パートの非就業者1,489人)を対象にインターネットで行われた。

アルバイト・パートで働く主婦で経済的なゆとりがない割合は61.5%

アルバイト・パートで働く主婦で経済的なゆとりがない割合は61.5%と半数を超えた。子どもの有無別では「子どもがいる人」で62.7%、「子どもがいない人」で54.7%となり、子どもがいる人がいない人に比べ8.0pt 高くなった。子どもがいる主婦を年代別でみると、ゆとりがない割合は20代が75.6%と最も高く、年代があがるほどゆとりがあることがわかる。

  • 現在経済的なゆとりがあるか

  • 子どもがいる人年代別 現在経済的なゆとりがあるか

今後希望する働き方が実現できる場合に正社員として働きたい割合は72.1%

今後希望する雇用形態は、「アルバイト・パート」が66.6%で最も多かった。その一方、現在アルバイトを希望する主婦のうち、過去に正社員になりたいと思ったことがある割合は、子どもがいる人で57.7%と、子どもがいない人より4.0pt高かった。

  • 今後最も希望する雇用形態

  • 過去にアルバイトから正社員になりたいと思ったことがあるか

正社員意向がなくなった理由では「仕事と育児の両立が難しそうだから(27.5%)」や、「仕事とプライベートの両立が難しそうだから(20.1%)」が上位に挙がった。

  • 過去にアルバイトから正社員になりたいと思ったが、意向がなくなった理由

今後希望する働き方ができる場合、正社員として働きたい人は72.1%で、実現できれば正社員を希望する条件は、「家事・育児・介護等との両立がしやすい」が49.8%と最も高かった。仕事と育児の両立が可能な職場環境が整備されることで、正社員転換の促進に繋がると考えられる。

  • 今後希望する働き方が正社員で実現できる場合、正社員を希望するか