俳優の平泉成が初主演を務める映画『明日を綴る写真館』(6月7日公開)の場面写真とメイキング写真が、公開された。

映画『明日を綴る写真館』

■平泉成&佐野晶哉、今作で映像作品デビューのボーダーコリー・ランスくんの虜に

今回公開されたのは、平泉と佐野晶哉が虜になった共演犬「吾郎さん」との場面写真。

ファッション誌からのオファーが止まない気鋭のカメラマン・太一(佐野)は、さびれた写真館を営むカメラマン・鮫島(平泉)の写真に心を奪われ、弟子になる。太一は人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも自分に足りないものに気付き始め、心の成長を遂げていく。

写真館で鮫島の妻・桜(市毛良枝)や息子の直哉(嘉島陸)、客の牧(佐藤浩市)などとも出会い、人生と改めて向き合い始める太一は、「吾郎さん」と呼ばれるボーダーコリーと出会う。吾郎さんは、鮫島にまだ弟子と認めてもらえず写真館に馴染んでいない太一に飛びかかって緊張をほぐしたり、人物を撮るのが苦手な太一のために被写体になったり、長い間抱えている両親への“思い残し”に悩んでいる時に、そばで慰めたりと心を通わせていく。吾郎さんを演じたランスくんは、普段は動物園のイベント犬としてショーなどにレギュラー出演中。今作が映像作品デビューとなる。

公開された場面写真&メイキング写真では、吾郎さんに悩みを聞いてもらっているかのような太一の場面写真とは対照的に、役柄から解放されたひと時に吾郎さんとじゃれ合い、とびきりの笑顔を輝かせる佐野の姿や、平泉にじゃれる吾郎さんを切り取っている。

【編集部MEMO】
映画『明日を綴る写真館』は、あるた梨沙氏による同名漫画の実写化作。さびれた写真館を営む無口なカメラマン・鮫島(平泉成)の写真に心を奪われた気鋭カメラマン・太一(佐野晶哉)は、華々しいキャリアを捨て、弟子入りを志願する。家族とのコミュニケーションすら避けてきた太一は、訪れる客と丁寧に対話を重ね、カメラマンと被写体という関係を超えてまで深く関わる鮫島の姿に驚きを隠せない。人々の抱える悩みや問題のために必死に奔走する鮫島に振り回されながらも、自分に足りないものに気付き始める太一。同時に、鮫島とその家族にも目を背けてきた“想い残し”があることを知る。変わりゆく太一が、悔いのない未来のために踏み出した一歩。その先に続く、思いもよらない奇跡に涙する。