レアル・ソシエダがEL出場権獲得[写真]=Getty Images

 ラ・リーガ第37節が19日に行われ、久保建英が所属するレアル・ソシエダとべティスが対戦した。

 6位のレアル・ソシエダは、来季のヨーロッパリーグ出場権を争うライバルである7位べティスとの直接対決に臨んだ。前節3試合ぶりに先発に復帰し、1アシストを記録した久保だが、勝てばEL出場権獲得が決まる大一番でベンチスタートとなった。

 試合は開始5分でいきなり動く。ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得すると、ブライス・メンデスが直接狙った。壁を上を越えた鋭いシュートは綺麗な軌道を描いてゴールネットに吸い込まれ、レアル・ソシエダが先制に成功する。

 その後は、べティスのペースで試合が進んだ。40分にはシャディ・リアドのシュートがアレックス・レミロのセーブでクロスバーに当たる。ただ、得点を奪ったのはレアル・ソシエダだった。42分、高い位置でミケル・メリーノがボールを奪うと、ミケル・オヤルサバルとのパス交換で最終ラインを突破。メリーノが冷静にニアサイドへと流し込み、レアル・ソシエダがリードを2点に広げた。

 後半もべティスがチャンスを作り、64分にはアマリ・トラオレのハンドを誘発してPKを獲得。PKのキッカーを務めたアブデ・エザルズリは、パネンカ気味の中央のシュートを選択した。しかし、これはレアル・ソシエダの守護神アレックス・レミロが足ではじき返し、得点を許さなかった。

 そして、79分にもべティスがチャンスを作る。最終ラインの背後へ送られたボールの処理をアレックス・レミロが誤り、競り合いになると、アジョセ・ペレスの方へこぼれて、無人のゴールに流し込んだ。しかし、アレックス・レミロに跳ね返ったボールが、アジョセ・ペレスの手に当たっており、ハンドの反則で得点が認められらなかった。

 試合はこのままレアル・ソシエダが2点差をつけて勝利し、来季のEL出場権を獲得した。なお、久保に出場機会はなかった。

【スコア】
べティス 0-2 レアル・ソシエダ

【得点者】
0-1 5分 ブライス・メンデス(レアル・ソシエダ)
0-2 42分 ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)