2ゴールを挙げたフォーデン [写真]=Getty Images

 プレミアリーグ第38節(最終節)が19日に行われ、マンチェスター・シティとウェストハムが対戦した。

 ここまで37試合を消化したリーグ戦で27勝7分3敗を記録し、勝ち点「88」の首位に立つマンチェスター・シティ。2位につけているアーセナルとは2ポイント差となっており、今節勝利を収めると、他会場の結果に関わらず前人未到の4連覇が決定する。そんななか、本拠地『エティハド・スタジアム』で迎え撃つのは9位のウェストハム。大注目の一戦に、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドやイングランド代表MFフィル・フォーデンら主力選手を先発に起用した。

 試合は、開始早々の2分にマンチェスター・シティがスコアを動かす。相手陣内でボールを奪ったカイル・ウォーカーが右サイドで待つベルナルド・シルヴァに展開し、ボックス手前のフォーデンに横パスを送ると、そのまま思い切り良く左足を一閃。強烈なシュートはゴールマウスに吸い込まれ、マンチェスター・シティが先制に成功した。

 勢いに乗るマンチェスター・シティは、15分に右サイドでボールを受けたジェレミー・ドクが、得意のカットインから右足でシュート。16分にもロドリのクロスを受けたドクが右サイドでのドリブル突破から再びシュートを放つが、いずれもウェストハムのGKアルフォンス・アレオラに防がれる。

 すると、直後の18分にマンチェスター・シティが最終ラインから繋いで前進し、ハーランドが左サイドでフリーとなっていたドクへとパスを送る。ドリブルで運んで中央に折り返すと、ペナルティエリア内に駆け上がってきたフォーデンがダイレクトでシュート。鮮やかにネットを揺らして貴重な追加点をマークした。

 対するウェストハムも、42分に左サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたジェームズ・ウォード・プラウズがファーサイドにクロスを供給。混戦から生まれた浮き球を、モハメド・クドゥスが芸術的なオーバーヘッドで押し込み、リードを1点に縮めた。

 そんななか、59分にマンチェスター・シティが大きなゴールを奪う。ポゼッションで相手をボックス内に押し込み、ケヴィンデ・ブライネが差し込んだパスを受けたB・シルヴァが、ペナルティアーク付近で構えたロドリに繋ぐ。ワンタッチで放ったグランダーのシュートは、GKの手を弾いてゴールイン。マンチェスター・シティが再びリードを2点に広げた。

 87分には、ウェストハムのコーナーキックからトマーシュ・ソウチェクがネットを揺らすが、判定はハンドで得点は取り消しに。結局、そのまま試合は3-1で終了。マンチェスター・シティが史上初のプレミアリーグ4連覇を達成した。

【スコア】
マンチェスター・シティ 3-1 ウェストハム

【得点者】
1-0 2分 フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
2-0 18分 フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
2-1 42分 モハメド・クドゥス(ウェストハム)
3-1 59分 ロドリ(マンチェスター・シティ)

【ゴール動画】フォーデンがブレイス!