ライバルチームのユニフォームを着た写真が流出した“ガビゴル”ことガブリエウ・バルボーザ[写真]=Getty Images

 フラメンゴに所属する元ブラジル代表ガブリエウ・バルボーザがライバルチームのユニフォームを着てくつろぐ写真が流出。フラメンゴが処分を検討していると、16日、ブラジルメディアの『グローボ・エスポルチ』が報じた。

 “ガビゴル”の愛称で知られるガブリエウ・バルボーザは、2020年1月にフラメンゴに加入すると、これまで公式戦271試合に出場し144ゴール39アシストを記録するなど同クラブの点取り屋として活躍している。

 そんな“ガビゴル”は今年3月には過去のドーピング検査での不正があったとして2025年4月8日までの公式戦出場停止処分を受けた。しかし、同選手がフラメンゴの協力のもとスポーツ仲裁裁判所(CAS)に同件を控訴し、処分保留が認められたため今月から公式戦に復帰していた。

 だが今回、“ガビゴル”がビールと思われる飲み物を前に、ライバルクラブのコリンチャンスのユニフォームを着てくつろぐ写真が流出した。

 すると“ガビゴル”は関係者を通じ「その写真は編集で作られたもので、真実ではない」と声明を発表。

 しかし、フラメンゴのホドルフォ・ランディム会長は妻と夕食をとっていたときにその写真に関する報告を受けると、写真の真偽を調べるようクラブのスタッフに要請。調査の結果、写真は合成などではなく本物で、16日に“ガビゴル”の自宅で撮影されたものだと確認され、フラメンゴの関係者もその場に同席していたことが判明したという。

 このような状況下で、『グローボ・エスポルチ』は、フラメンゴは“ガビゴル”に対し「クラブのイメージを損ねた」として何らかの処分を与える可能性が高いと説明。クラブはチッチ監督などの意見も聞く意向だが、同メディアは「フラメンゴと“ガビゴル”の関係がここまで終焉に近づいたことはない」と、クラブが今回の事態を深刻にとらえていることを伝えている。