頭皮の汚れは、皮脂や古くなった角質などが原因で起こるばかりではなく、ほこりや花粉など外的な要因も関係しています。頭皮の汚れを落とすためには、正しいヘアケアが大切です。

本記事では、頭皮の汚れを落とす正しいシャンプーの仕方や、頭皮を健康に保つためのポイントについて詳しく解説します。

  • 頭皮の汚れの原因とは

    頭皮の汚れは皮脂や角質などです

頭皮の汚れの原因とは

「毎日シャンプーしているのに髪がベタつく」「頭がかゆい」などと感じる場合、頭皮が汚れているかもしれません。頭皮は髪の毛が生えてくる土台と言える部分です。頭皮が健やかに保たれていないと美しい髪の毛も育ちません。

頭皮の汚れの原因となるものを具体的に見ていきましょう。

皮脂

皮脂とは、毛穴にある皮脂腺から分泌される脂です。頭皮を乾燥や刺激から保護する重要な役割を担っており、悪いものではありません。しかし、皮脂が過剰に分泌されたり、シャンプーしても余分な皮脂を洗浄できていなかったりすると、皮脂が頭皮の毛穴に残って詰まってしまうことも。残った皮脂が酸化すると頭皮がベタついたり、臭いのもとになったりします。

角質

頭皮の古くなった角質ははがれ落ち、新しい皮膚が作られます。適切なお手入れができていれば、古い角質はシャンプーの際にはがれたり、自然に落ちたりするので問題ありません。しかし正しいケアができていないと、古い角質が頭皮に留まったままになり、かゆみや臭いの原因になる可能性があります。

ほこりや花粉

頭皮や髪の毛には、気づかない間にほこりが付着します。季節によっては花粉も付着します。頭皮や髪の毛に付いたほこりや花粉を放置していると、頭皮のかゆみや赤みを引き起こしたり、アレルギーの原因となったりする場合もあります。

とくに毎日髪の毛を洗わない人や朝シャンプーをする人は、日中に頭皮や髪の毛に付いた汚れを落とさないままの状態が長く続くため、トラブルを引き起こしやすくなる可能性もあります。

頭皮の汚れの落とし方

  • 頭皮の汚れを落とす方法

    頭皮の汚れを落とすのは毎日の正しいシャンプーです

頭皮を清潔に保つためには、日々の正しいヘアケアが重要です。とくに毛穴に詰まった汚れを除去するため、日々のシャンプーをより効果的に行うようにしましょう。

毛穴の汚れを取るためのシャンプーのポイント

頭皮の汚れをきちんと落とすためのポイントは、次の通りです。

  • シャンプー前にブラッシングをする
  • 予洗いする
  • シャンプーをしっかり泡立てる
  • 38~39度のお湯で洗う
  • 溜めすすぎで流す

それぞれ詳しく解説するので、ぜひ今日から試してみてください。

シャンプー前にブラッシングをする

シャンプーをする前にブラッシングをしましょう。先にブラッシングをすることで、頭皮や髪の毛に付いた大きい汚れを落とせるうえ、シャンプーの泡立ちもよくなります。

根元からいきなりブラッシングすると、髪の毛が絡まったり抜けてしまったりする恐れがあります。毛先から少しずつ髪をとり、髪の流れに沿って優しくブラッシングしてください。

予洗いする

ブラッシングをしたら予洗いをします。頭皮や髪の毛をしっかり濡らすことで、表面の汚れの大半は落とせると言われています。また、髪の内側に付いた汚れも浮き上がってくるため、シャンプーできれいに洗い流せるでしょう。

予洗いは3分を目安に行ってください。さっとすすぐのではなく、頭皮と髪の毛を十分に濡らして、指の腹で優しくマッサージするように全体を洗い流しましょう。

シャンプーをしっかり泡立てる

シャンプーはしっかり泡立てましょう。シャンプーを泡立てずに手に取って直接頭皮に付けてしまうと、刺激を与えて乾燥の原因になることもあります。手のひらでよく泡立てたシャンプーで頭皮や髪の毛を洗うことで、地肌に負担がかかりません。予洗いで浮き上がった汚れを、泡で包むようにしながら落とせます。

頭皮はこめかみから両手の指の腹を使ってジグザグにマッサージするように洗いましょう。汚れを落とそうと力を強く入れる必要はありません。心地よいと感じる強さで洗ってください。

38~39度のお湯で洗う

シャンプーするときのお湯の温度は、38~39度が適温です。あまり熱すぎるお湯を使うと刺激が強すぎるうえ、頭皮や髪の毛に必要な皮脂まで落としてしまいます。

予洗いのときは、ぬるま湯をたっぷり髪の毛に含ませるようにして洗いましょう。また、シャンプー後のすすぎの際も、ぬるま湯を使って泡をしっかり洗い流してください。

溜めすすぎで流す

シャンプーを洗い流すときは溜めすすぎで行いましょう。溜めすすぎとは、手のひらにお湯を溜めながら頭皮や髪の毛を洗い流すやり方です。そのままシャワーで洗い流すよりも、お湯が頭皮や髪の毛全体に行きわたり、すすぎ残しが少なくなります。

髪の生え際や耳の後ろなどにすすぎ残しがあると、頭皮のトラブルにつながることもあるため、溜めすすぎでしっかり洗い流すことが大切です。

頭皮を健やかに保つポイント

  • 頭皮を健やかに保つポイント

    スペシャルケアや日々の生活習慣も気をつけましょう

頭皮に汚れを溜めずトラブルを防ぐためには、髪の毛だけではなく、頭皮もしっかりケアすることが大切です。生活習慣が頭皮に悪影響を与えている可能性もあるため、普段の生活を見直してみるのもよいでしょう。

週に1回ディープクレンジングをする

日頃のシャンプーで頭皮の汚れを落とすだけではなく、週に1回を目安に、頭皮のクレンジングを行いましょう。頭皮クレンジングを行うことで、シャンプーだけでは取り除けなかった汚れが落とせます。頭皮クレンジング用のシャンプーや炭酸水、オイルなどで、ディープクレンジングができます。

炭酸水の場合は、シャンプー前に頭皮にかけてください。炭酸が汚れを落としてくれるだけではなく、血行促進効果も期待できます。

オイルクレンジングをする場合は、アルガンオイルやホホバオイルなどのスキンケアにも使えるオイルを選ぶとよいでしょう。シャンプー前に頭皮にオイルをなじませて、マッサージをしてからぬるま湯で洗い流します。その後、通常通りにシャンプーをしてください。

サロンでヘッドスパをする

サロンでプロのヘッドスパのケアを受けるのもおすすめです。自分では落としきれない汚れをしっかりと落として、頭皮のマッサージも行ってくれます。セルフケアのように、すすぎ残しを気にする必要もありません。

また、ヘッドスパはリラクゼーション効果も期待できます。カットやカラーのお手入れにプラスして、極上の時間を楽しむのもよいでしょう。

頭皮マッサージを行う

美容皮膚科が専門の山下真理子医師は「頭皮を健康的に保つためには血流が大切なので、血流をよくするためにマッサージなどを施すのがおすすめです」と話します。シャンプーの前後やシャンプーしているときに、意識して行ってみるとよいでしょう。

生活習慣を見直す

生活習慣が頭皮に影響しているケースもあります。ストレスや睡眠不足、偏った栄養の食事などは、皮脂の過剰分泌や臭いの原因になることがあり、頭皮の健康を妨げます。ダイエットで必要な栄養が十分に摂(と)れていない人も注意が必要です。

なるべくストレスを減らし、たんぱく質やビタミン、ミネラルを意識した食事を摂取し、十分な睡眠時間を確保しましょう。

頭皮に優しいシャンプーを選ぶ

頭皮の汚れを落としたいからと洗浄力の強いシャンプーを選ぶと、頭皮に負担をかけてしまう恐れがあります。

とくに頭皮のディープクレンジングをした後は、頭皮が敏感な状態になっているため、洗浄力の強いシャンプーが刺激になってしまうことも。低刺激性のアミノ酸シャンプーなど、頭皮に優しいものを使いましょう。

「シャンプーなどはよく泡立てて洗い残しがないようにすることも大切です。頭皮を刺激しすぎるカラーリングやシャンプーは避けるのがよいでしょう」(山下医師)

頭皮の汚れは正しいヘアケアで落とそう

  • 頭皮の汚れは正しいヘアケアで落とそう

    正しいケアで頭皮の汚れは落とせます

頭皮の汚れは、皮脂や角質などの体の内からの汚れと、ほこりや花粉など体の外からの汚れに大別できます。健やかな頭皮を保つために、シャンプー前のブラッシングや予洗いを行いましょう。お湯は熱すぎない38~39度のぬるま湯で流してください。

定期的に頭皮マッサージやディープクレンジングなどを行うことで、日頃のシャンプーでは落とせない汚れも落とせます。正しい頭皮ケアで健やかな状態を保ちましょう。

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