芥見下々氏原作の漫画『呪術廻戦』は、2018年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中で、アニメ化・映画化が続き人気を集めています。同作は人間の負の感情から生まれる「呪い」や「呪霊」と、それらを祓う呪術師との戦いを描くダークファンタジーです。
人々を呪いや呪霊から護る呪術師の中でも、圧倒的な強さを誇るのが「現代最強の呪術師」と言われる五条悟です。主人公顔負けの存在感を放つ五条は軽薄そうに見えますが、生徒への愛が感じられる名言や、一度見聞きしたら忘れられない面白い名セリフを多く残しました。
そこで今回、マイナビニュース会員の男女306名を対象に五条悟の名言についてアンケートを実施。特に印象に残った名言・名セリフをランキング形式で紹介します。
『呪術廻戦』の最強キャラランキングをチェック!
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五条悟の名言ランキング
マイナビニュース会員に五条悟のセリフの中で好きな名言を選んでもらったところ、ランキングはこのような結果になりました。
1位「大丈夫 僕 最強だから」(24.1%)
2位「死ぬときは独りだよ」(10.1%)
3位「天上天下唯我独尊」(6.0%)
4位「大丈夫でしょ だって君弱いもん」(5.5%)
5位「『死んで勝つ』と『死んでも勝つ』は全然違うよ」(5.0%)
5位「これは持論だけどね 愛ほど歪んだ呪いはないよ」(5.0%)
5位「俺 正論 嫌いなんだよね」(5.0%)
8位「オマエが1番信用できる そんだけだよ」(4.5%)
9位「勝つさ」(4.0%)
10位「僕は教育を選んだんだ 強く聡い仲間を育てることを」(3.5%)
10位「生徒の前なんでね カッコつけさせてもらうよ」(3.5%)
12位「俺が教えるのは他人に救われる準備がある奴だけだ」(3.0%)
13位「強くなってよ 僕に置いていかれないくらい」(2.5%)
14位「泣いて謝れば殺さないでやるよ」(2.0%)
14位「若人から青春を取り上げるなんて許されていないんだよ 何人たりともね」(2.0%)
14位「勘違いしているみたいだから言っとくけど そっちが挑戦者だから」(2.0%)
17位「3カウントなんて待たずにぶっ殺してやるよ」(1.5%)
18位「僕にとっては町でアンケート取らされた位のハプニングさ」(1.0%)
19位「この程度で僕に勝てると思ってる脳みそに驚いたって言ってんだよ」(0.5%)
五条悟の名言一覧
ここからはランクインした名言や名セリフを詳しく説明していきます。
「大丈夫 僕 最強だから」
自他ともに認める現代最強の呪術師である五条だからこそ成立する名言が、堂々の1位に選ばれました。五条は、両面宿儺と変わるよう言われ戸惑う虎杖悠仁に、この言葉を伝えています。
この時点では五条の強さの詳細は明かされていなかったものの、呪いの王である宿儺に一歩も引けを取らなかった実力も相まって、物語序盤から絶大な安心感を与えてくれた五条悟らしい代表的な名セリフとなりました。
この名言を選んだ理由
・「ルックスといい術の能力といい、最強の呪術師だと思います。冷静沈着な判断と最初から対戦する相手を自分の下に見ている点で、すでに勝負は決まったも同然。あとは倒し方をゆっくり拝見するだけなので、虎杖や他の呪術師よりも見る側にも余裕ができます」(62歳男性)
・「初めて聞いたときにカッコよくて震えた! 五条悟の代表的セリフだなと感じます」(31歳女性)
・「一言で強さと自信が伝わってかっこいい」(51歳男性)
・「かっこいい! このセリフはこの人にしか言えない!!」(53歳女性)
・「最強を背負う覚悟があるから」(61歳男性)
「死ぬときは独りだよ」
珍しく自ら稽古を頼んできた伏黒恵に、呪術師の厳しい現実を突きつけた名セリフです。他の呪術師との連携やサポート的な役回りが定着し、無意識のうちに自身の成長にブレーキをかけていた伏黒を、五条は見逃しませんでした。
上司や指導者はときに、強く成長してほしいからこそあえて厳しいことを言わなくてはならない場面があります。普段は飄々としている五条の教育者らしい一面が伺える名言です。
この名言を選んだ理由
・「世の中の真理だなって思った」(42歳女性)
・「本当にそうだな、といつも思うから。共感する」(37歳女性)
・「物事の真実をついているいい言葉だ」(65歳男性)
・「深い言葉で納得させられた」(57歳男性)
「天上天下唯我独尊」
高専生時代、星漿体(せいしょうたい)護衛の任務失敗や死線を越えるような戦いを経た五条が、覚醒に至った際に呟いた名言です。元より「最強」に限りなく近い五条でしたが、この経験をきっかけに「本物の最強」が誕生します。
お釈迦様が誕生した際に唱えたと言われるこの言葉を、実際に使う場面はほとんどありません。しかし、覚醒により格の違う生物と成った五条にはぴったりのセリフで、記憶に残る名シーンになりました。
この名言を選んだ理由
・「印象強い言葉だったから」(83歳男性)
・「絵とマッチしてゾクゾクした」(58歳女性)
・「昔から好きなフレーズだから」(69歳男性)
「大丈夫でしょ だって君弱いもん」
急襲してきた漏瑚をこれ以上ないほどに煽るセリフです。特級呪霊に位置づけられる漏瑚は、決して弱くはありません。それでも、五条の前では誰もが弱者となるのが現実で、実際に彼らの実力差は圧倒的でした。
五条は類まれな才能を持って生まれた特別な存在ですが、「最強」となるまでには研鑽や試行錯誤を繰り返していたはずです。だからこそ、自分の強さに絶対的な自信があるのでしょう。才能にあぐらをかかず、努力したからこそここまでの自信家になったと感じとれる名言です。
この名言を選んだ理由
・「呪術廻戦の煽りあいの雰囲気にマッチしたセリフだと思うから」(41歳男性)
・「どのくらい強いのか想像がふくらむ」(65歳男性)
・「自信のある言葉だから」(45歳男性)
「『死んで勝つ』と『死んでも勝つ』は全然違うよ」
潜在能力に見合う力を発揮できずにいた伏黒に、活を入れた際のセリフです。伏黒は、いざとなれば自分の死と引き換えに勝利できる手札を持っています。故に若干諦めが早く、本来の実力を出せずじまいでした。
自分で自分の限界を決めてしまっては、それ以上の成長は見込めません。壁に直面すると「もう辞めたい、サボりたい」と思うこともあります。そんなときに五条のこのセリフを思い出せば、死に物狂いでもうひと頑張りできる気になれそうです。
この名言を選んだ理由
・「『死んで勝つ』と『死んでも勝つ』は、『も』が入っているか・いないかの違いだが、人間死んだら終わりなので意味合い的にはものすごく違うと思うし、気軽に言える言葉ではないと思う。かっこいいと思う」(62歳男性)
・「ほんの少しの言葉の違いだけど、そのときの気持ちの入れ方や意地やプライドなど、結果が同じでもその中身が大事であることを感じられるから」(51歳男性)
・「とても奥が深いセリフだと思ったからです」(47歳男性)
「これは持論だけどね 愛ほど歪んだ呪いはないよ」
特級過呪怨霊・祈本里香の存在に悩む乙骨憂太に伝えたセリフです。人間には喜怒哀楽とさまざまな感情がありますが、愛情は少し特殊で複雑な感情と言えるでしょう。家族、友人、恋人など相手により愛の大きさや重さが異なり、想いが強いほど嫉妬や憎しみといった歪んだ感情が生まれる可能性が高くなります。
相手への愛情が深いほど、負の感情に転じた際に大きく膨れ上がる危うさや危険性を言い表している名言です。
この名言を選んだ理由
・「愛について今まで聞いたことがない持論でかっこいいし、共感したから」(47歳女性)
・「愛は綺麗なものとして描かれがちだが、歪んだ愛について考えさせられた」(24歳女性)
「俺 正論 嫌いなんだよね」
学生時代の五条が、弱者生存を説く夏油傑に反論した際に出たセリフです。五条は、呪術で弱者を助けることを否定しているわけではありません。自身の感情や本心ではなく、呪術師として模範解答と言える正論を持ち出してきた夏油に反発したのでしょう。
感情のこもっていない正論では、いくら正しくても相手の心は動かせません。五条のように聞く耳すら持たない人もいます。人に何かを訴えるときには、本心を言葉にしないと伝わらないと気づかされる名言です。
この名言を選んだ理由
・「とても共感をできるセリフだったので」(50歳男性)
・「言葉の意味が深い。視点の深さを感じる」(47歳男性)
「オマエが1番信用できる そんだけだよ」
宿儺戦にて、重要な結界を任された理由がわからず困惑する伊地知への言葉です。雲の上の存在と言っても過言ではない最強の呪術師から、こんなにも真っすぐな言葉を向けられて奮い立たない人間はいないでしょう。
信頼に足る人間になるには、誠実さや強い責任感が必要です。伊地知の人間性を正しく見抜いていた五条のこの言葉は、たとえ大きな成果を残せなくても、自分にできることを真面目に精一杯頑張ろうと思わせてくれます。
この名言を選んだ理由
・「人間味が感じられて感動したから」(56歳男性)
・「一番信頼してもらえたら、それほど嬉しいことはないから」(56歳女性)
「勝つさ」
宿儺の尋常ではない強さを知り「負けちゃう?」と問う虎杖への返答です。五条は、のちに宿儺との直接対決を取り決めた際にも、同じセリフを残しています。
現代最強の呪術師とはいえ、力を取り戻した宿儺が相手では勝利を確信することは難しいでしょう。しかし、単独で宿儺と戦える呪術師は五条以外にいません。シンプルな言葉だからこそ勝利への強い意志が感じられ、不安を払拭してくれる名言です。
この名言を選んだ理由
・「簡潔な言葉の中に決意が出ているから」(59歳男性)
・「シンプルながら、何故か一番印象に残っている」(51歳男性)
「僕は教育を選んだんだ 強く聡い仲間を育てることを」
五条が教職の道に進んだ理由を伊地知に打ち明けたシーンでのセリフです。五条ほどの呪術師であれば、後進を育てるよりも自分でトラブルを解決する方が早くて簡単でしょう。それでも教師になったのは、自分ひとりでできることには限界があると知ったからです。
現実世界でも、成長速度にあわせて適切な指導方針で後進を育成することは、簡単ではありません。根気のいる大変な工程ですが、あえてその道を選んだ五条の決断に、彼の信念の強さが伺えます。
この名言を選んだ理由
・「適当な感じに見えてしっかり考えているのがわかるから」(29歳男性)
・「強い者が未熟な者を育てるのは、そういうことかなと思いました」(46歳男性)
「生徒の前なんでね カッコつけさせてもらうよ」
宿儺との初対戦の際に言った名言です。好戦的な宿儺に対して、その攻撃を軽くあしらう五条。余裕たっぷりの戦闘スタイルとセリフがよくマッチしています。わずか10秒の戦いではありましたが、宿儺を前にしても一切動揺しないどころか、煽っていくという五条らしさが溢れる名シーンとなりました。
絶対的な強者としての貫禄があり、実際に「カッコいい!」と強く印象に残った読者も多かったのではないでしょうか。
この名言を選んだ理由
・「宿儺相手にやはりかっこいいかなと思いました」(69歳男性)
五条悟の名セリフ【シーン別】
今回のランキングにランクインした言葉を中心に、五条悟の名言や名セリフをシーン別にまとめました。
愛のあるセリフ
- 「死ぬときは独りだよ」
- 「『死んで勝つ』と『死んでも勝つ』は全然違うよ」
- 「オマエが1番信用できる そんだけだよ」
面白いセリフ
- 「生徒の前なんでね カッコつけさせてもらうよ」
- 「僕にとっては町でアンケート取らされた位のハプニングさ」
煽りセリフ
- 「大丈夫でしょ だって君弱いもん」
- 「泣いて謝れば殺さないでやるよ」
- 「勘違いしているみたいだから言っとくけど そっちが挑戦者だから」
- 「3カウントなんて待たずにぶっ殺してやるよ」
- 「この程度で僕に勝てると思ってる脳みそに驚いたって言ってんだよ」
- 「オマエさ もっと言葉を選んだ方がいいんじゃないか? 今際の際だぞ」
プライドを感じるセリフ
- 「大丈夫 僕 最強だから」
- 「天上天下唯我独尊」
- 「勝つさ」
五条悟とは
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五条家相伝の「無下限呪術」と、あらゆる呪力を見通せる「六眼」を併せ持って生まれた現代最強の呪術師です。日本にたった4人しかいない特級の中でも圧倒的な実力を有しており、作中では「五条の誕生により世界の均衡が変わった」「五条1人でこの国の人間全員殺せる」などと言われています。
本来であれば高専で学生を指導する時間などない人材ですが、教鞭を執っているのは強く聡い仲間を育て、呪術界を変革するためです。普段は飄々としており、軽薄な言動が目立つものの、戦闘となれば一般人への被害対策を頭に入れながら動き、必要とあらば不眠不休で任務に就くこともありました。
メンタル面も強靭で、心技体のすべてが他を圧倒する驚異的な人物です。
アニメ・漫画『呪術廻戦』とは
2018年から連載が始まった漫画『呪術廻戦』は、2020年10月よりTVアニメ1期の放映がスタートしました。その後、2021年12月24日には劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』が公開、2023年7月からTVアニメ2期が放映開始、さらにTVアニメ3期となる死滅回游編の制作も発表されています。
特級呪物・両面宿儺の指の封印解放、虎杖との受肉は多くの呪いを目覚めさせるきっかけとなり、人間と呪いの戦いが一気に加速。互いに多くの犠牲を出しながらも、両者のバトルは激しさを増す一方です。
アニメでは、さまざまな術式を用いた戦闘や、呪霊たちの禍々しさが臨場感たっぷりに描かれ、より一層作品の世界観に引き込まれます。
五条悟の名言をランキング形式で紹介しました
今回紹介した五条悟の名言・名セリフランキング1位には、彼の代名詞とも言える「大丈夫 僕 最強だから」が選ばれました。
強者にしかわからない孤独に蝕まれることなく、生徒たちを正しく導こうとする五条からは独自の強さと愛情が感じられます。対して、呪い相手には一切容赦せず、隙あらば煽っていく挑発的な態度は、緊迫する戦いの中でも笑いを誘う面白いアクセントです。
死滅回遊編の放映を待つ間、原作やアニメを見返して五条悟の名言・名セリフを振り返ってみてはいかがでしょうか。
調査時期: 2024年4月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計306人(男性:222人、女性:84人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート
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