KKRは5月7日、日本国内のユニゾホールディングス系列ホテル14軒の買収を完了し、マリオット・インターナショナルと共に「Four Points Express by Sheraton」(フォーポイント・エクスプレス・バイ・シェラトン)ブランドホテルとして改装オープンすることを発表した。
14軒のホテルは、日本国内の10都市に位置し、観光地として知られる函館、盛岡、宇都宮、横浜、名古屋、金沢、京都、大阪、神戸、博多などに分布している。改装工事は2024年後半に完了し、新たに3,600室超の客室がマリオットとKKRがそれぞれ日本で展開するホテルポートフォリオに加わる予定。
フォーポイント・エクスプレス・バイ・シェラトンは、日本の便利なロケーションで、多岐に亘る客層から手が届きやすい価格帯で、信頼性、簡易性、デザインおよびゲストエクスペリエンスの両面で価値を提供する。後はこのブランド基準に準じて、宿泊客のニーズに応じた設計を行い、効果的な価格戦略を提供することでフランチャイズに貢献し、マリオットの持続的な成長を促進することを目指すという。
KKRの不動産担当マネージング・ディレクター工藤健亮氏は、「KKRの不動産投資と運営に関する専門知識と、マリオットのホスピタリティに関する深い経験を融合させることで、日本全国で外国人旅行者と国内旅行者の皆様に、卓越した、それでいて手頃な宿泊体験を提供したいと考えています」と述べている。
なお、同ブランドは、マリオットの受賞歴のあるロイヤリティ・プログラムであるMarriott Bonvoy(マリオット ボンヴォイ)の対象ホテルとなる。Marriott Bonvoyは世界で2億人以上の会員を抱える旅行プログラムであり、マリオットの世界規模のグローバルセールス部門やMarriott.com、Marriott Bonvoyアプリなどの強力なデジタルチャネルを通じ、直接ホテル予約ができるようになる。