フジテレビの動画配信サービス「FOD」では、「#推しドラ SPRING!! 浸れ、超自分的名作。」キャンペーンを開催中。キャンペーンCMでは「出会い編」と「涙編」の2編に分けて、フジテレビの名作ドラマをピックアップ。今回は、林原めぐみがナレーションを担当する「涙編」で取り上げられた“涙のシーン”が印象的な5本のドラマを紹介する。

吉岡秀隆の代表作の一つでもある『Dr.コトー診療所』は、2003年に放送された医療ドラマで、2022年には16年ぶりの続編となる劇場版が公開された。離島の診療所に赴任してきた医師の五島健助(吉岡)は、医療に不信感を抱く島の人々に冷たくあしらわれながらも、看護師の星野彩佳(柴咲コウ)と共に患者と向き合い、次第に信頼を得ていく。島民として最初に健助と関わる漁師の原剛利(時任三郎)は本作のキーパーソンの1人。物語の終盤、ある過去の出来事から島を去ろうとする健助を剛利が引き止める場面では、2人の涙に思わず共鳴してしまう。エンディングテーマの中島みゆきによる「銀の龍の背に乗って」もドラマとマッチしており、心を揺さぶられる。

民放公式テレビ配信サービス「TVer」において民放ドラマの歴代見逃し配信記録を更新するなど、大きな注目を集めた『silent』は、川口春奈と目黒蓮(Snow Man)が共演した2022年放送のラブストーリー。CDショップで働く26歳の青羽紬(川口)は、中学からの幼馴染である戸川湊斗(鈴鹿央士)と交際中だった。そんな折、駅で高校時代の元恋人・佐倉想(目黒)と再会。かけがえのない時間を共に過ごした想への思いがあふれ出す紬は、想が難聴を患っていたことを知らず、矢継ぎ早に話しかけてしまう。思いを伝え合うことができず、紬と想は悲しみの涙を流す。2人の切なすぎるストーリーは感涙必至。社会現象を巻き起こした話題作の真価に触れることができる。

2019年に放送された『監察医 朝顔』は、上野樹里演じる新米法医学者の万木朝顔が亡くなった人の“生きた証”を見つけ出すために、監察医として真摯に遺体と向き合うヒューマンドラマ。父親で刑事の平(時任三郎)や、同じく刑事で恋人の桑原真也(風間俊介)と連携しながら、朝顔は遺体を解剖し、死因を紐解いていく。また、朝顔の母親で平の妻・里子(石田ひかり)は東日本大震災で被災し、行方不明になっており、朝顔と平は時間を見つけて里子の痕跡を探し続けていた。里子を思い出しながら、涙を流す朝顔の姿が胸を打つ。

江口洋介主演の『ひとつ屋根の下』は、最高視聴率37.8%(※)を記録した1993年放送のヒットドラマで、野島伸司による波乱のストーリーや、財津和夫による主題歌「サボテンの花」も話題となった。物語は元マラソンランナーで柏木家の長男である柏木達也(江口)を中心に展開。次男の雅也(福山雅治)、長女の小雪(酒井法子)、次女の小梅(大路恵美)、三男の和也(いしだ壱成)、四男の文也(山本耕史)らが織りなす家族模様と、弟や妹たちのために涙を流し、体を張る“あんちゃん”の深い愛情が大きな感動を呼ぶ。

上野樹里演じる“のだめ”こと野田恵と、玉木宏演じる千秋真一の才能と成長と恋を描いた『のだめカンタービレ』は、2006年放送のクラシック音楽を題材としたラブコメディ。天才的なピアノの才能を持ちながらも、汚部屋の住人で「ぎゃぼー!」という奇声を発するのだめと、彼女にあきれつつも、その才能に惚れ込んだ“千秋先輩”のかけ合いは、本作の真骨頂といえる。上野は本作でのだめを見事に演じきり、スターへの階段を駆け上がった。ラストのクリスマス公演で涙を流すのだめと千秋の表情は、このドラマを最後まで見てよかったと思わせてくれるはず。

今回のキャンペーンは、期間中にFODプレミアムに新規入会すると、通常は月額料金976円(税込)のところ、最初の1か月間の料金が200円(税込)になるというもの。FODプレミアムでは今回紹介したドラマ以外にも、新旧問わず様々なフジテレビの名作ドラマを楽しむことができる。

(※)視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ