ミュージカル『Endless SHOCK』公開ゲネプロが9日に東京・帝国劇場で行われ、堂本光一、佐藤勝利、中村麗乃、越岡裕貴、松崎祐介、前田美波里、島田歌穂が取材に応じた。
同作は2000年より開幕したシリーズで、2005年からは堂本自身が脚本や演出にも参加した『Endless SHOCK』として、内容を刷新しながら上演している。ニューヨーク・ブロードウェイを舞台に、ショーへの信念を持ち続けるコウイチ(堂本光一)とカンパニーの姿を描く。2024年は4月11日〜5月31日の帝国劇場(本編・エターナル編同時上演)を皮切りに、7月~8月に梅田芸術劇場(本編のみ)、9月博多座(本編のみ)、そして11月に再度帝国劇場(本編のみ)と、全国ツアーを予定している。
■ミュージカル『Endless SHOCK』に出演するふぉ〜ゆ〜
同作の現行公演はラストであることが明言されており、最初の挨拶で前田が「寂しいです」と言うと、レポーターから「もう泣いちゃってます?」と質問が飛ぶ。堂本が「松崎が泣いてます」と急に振ると、ふぉ〜ゆ〜の松崎は「この通りです」と泣き真似で応え、隣の越岡が慰めるという小芝居で会見を盛り上げた。
堂本以外はキャストを入れ替えながら全国ツアーを行なっていく予定のため、越岡は「11月の公演では、7年ぶりにふぉ〜ゆ〜がそろうということで、ちょっとエモい気持ちになりつつ、大阪公演をやる方にいいバトンをつなげられるよう、1公演1公演務めていきたいと思います。よろしくお願いします」と挨拶する。
松崎は「僕はふぉ〜ゆ〜になる前に「M.A.D.」というグループで、2006年、(『Endless SHOCK』)が2年目になってからの出演。そして『SHOCK』は『MILLENNIUM SHOCK 』から始まって25年目になりますね。今年ラストイヤーということでございますが、1日1日当たり前のように帝国劇場に立ってる。しかし、これは当たり前のことではないということをもう1度、しっかり松崎祐介自分自身に問い詰めながら、頑張ってきたいと思います。よろしくお願いしました!」とコメントし、周囲から「よろしくお願いしました!?」とツッコまれる。越岡が「ずっと薄いですよね」、堂本は「面白いこと出てくるのかなと思ったら言わずじまいで。松崎らしいですね」と苦笑していた。
1日からは、新会社であるSTARTO ENTERTAINMENTが稼働開始し、エージェント契約も導入することに。堂本は「今ここで話せることはまだないですけど、自分としては、ファンの皆さんに心からエンタメを楽しんでいただけるように、安心して応援していただける環境を、今まさに整えているところ」と説明する。堂本自身については、まだ契約内容の最終決定はしていないそうで「(決定は4月中?)となればいいんですけどね。本当に慎重に動いてますので、とにかく今は『SHOCK』に集中して、並行しながらまとめていきたい」と明かした。
また、堂本自ら「 大丈夫ですか? 明日のこととか言わなくて」と、10日に東京ドームで行われる公演「WE ARE! Let's get the party STARTO!!」に言及。映像出演となる佐藤に「もう撮ったんだ? すごいね。『SHOCK』の稽古をしながら」と驚く。
さらに堂本が「麗乃ちゃんも、(乃木坂46の)同期の仲のいい子の卒業ライブがあるけど、『SHOCK』がみんなのスケジュールを全部ダメにして、申し訳ないなと思って。ふぉ〜ゆ〜だって、向こう行きたいと思ってるんだろう! 明日、東京ドーム行きたいと思ってんだろう!」と吠えると、越岡と松崎は「いやいやいや、俺ら呼ばれてないですから」「行きたいも何も」と明かす。
「俺も呼ばれてないもん!」と言う堂本を、佐藤は「それはないです」「(堂本の表情に)ニコニコじゃないですか! タイミングですから。先に(『SHOCK』が)決まってましたから」となだめ、堂本も「でも本当に『SHOCK』のためにやってくれているのが、僕たちは本当に嬉しいです。以上です」とまとめていた。