ここで、メンバー一人ひとりが感謝のスピーチ。涙で言葉が詰まると、ファンから「がんばれー!」と声援が送られる。

料理研究家・寺田真二郎「グループの中ではあまり感情がないタイプだとメンバーには言われてるんですけど、今日は感情があふれ出そうです!」

元テレビ技術者・井筒雄太「幕が下りた瞬間に皆様のお顔が見えて、本当に…本当にうれしかったです。感謝の気持ちを皆様にお伝えできると思いますので、全力で楽しんでいきましょう!」

元大手企業勤務・塩田将己「僕らは本当にまだまだですけど、夢の続きを見せていただいてありがとうございます!」

元ボーカルグループSOLIDEMO・向山毅「今日は朝からすごいドキドキソワソワしてて、すごく泣き虫なんですけど……本当に3カ月応援してくださりありがとうございます」

元Jリーガー・青山隼「3カ月、毎日不安でした。ほとんど寝れない日もありましたし、どうすれば(観覧の)人が増えていくのかなとずっとメンバーと楽屋でも話していました。本当に何より、寒い日も、風が強い日も、外で歌えない環境の日もずっと待ってくれて、皆様の心や愛を僕らは受け取ってて、もっと何かできないかなっていうことを本当にいつも考えてました。そして、このようなチャンスや素晴らしい環境を与えてくれた『ぽかぽか』のスタッフの皆様に、僕らは本当に頭が上がりません。今日は全力で、皆様と楽しみながら、僕らが今までやってきた思いをすべてぶつけたいと思います」

元運転手・山本佳志「言おうと思ったこと、メンバーに全部言われちゃったんですけど(笑)、今“夢見てるのかな?”って思うぐらいの状況でして。3月30日が近づくにつれてどんどん緊張感が上がっていて、今は、今まで生きてきた中で一番幸せな瞬間です。本当にありがとうございます」」

そんなSHOW-WAへ、1,000人集客達成のごほうびとして、4月以降も『ぽかぽか』で生歌唱を継続することを発表。SHOW-WAはまたも大喜びで、一人ひとりが神田とハイタッチした。

独壇場の屋内パフォーマンスでペンライトが輝く

メンバーもファンも最高潮の喜びに包まれる中、古坂の「素晴らしい最高のライブをお願いします!」の呼びかけで、パフォーマンスへ。「僕たちと皆さんをつないでくれた大切な一曲です」(寺田)と紹介し、毎日歌い続けてきたオリジナル曲「君の王子様」からスタートした。

『ぽかぽか』では昼間の屋外パフォーマンスで、最後の決めポーズがスタジオ画面と並ぶこともあったが、この日はファンたちの振るペンライトが輝き、まさにSHOW-WAの独壇場。

1曲目が終わると、寺田は「今日このステージに立てているのは、いつも応援してくださってくれる皆さんのおかげです。そして、『ぽかぽか』のスタッフさん、関係者の皆様、いつもたくさんの愛を頂き、ありがとうございます! 感謝の気持ちを僕たちの歌とダンスでお届けしたいと思います」と改めて思いを伝え、毎週水曜に披露してきた昭和歌謡のカバー曲メドレーに突入した。

「真赤な太陽」(美空ひばり)、「(め)組のひと」(ラッツ&スター)、「恋のダイヤル6700」(フィンガー5)、「亜麻色の髪の乙女」(ヴィレッジ・シンガーズ)と、4曲を一気に歌い上げ、息が上がってしまう平均年齢35歳のSHOW-WA。目標達成で興奮状態のパフォーマンスだけに、体力配分も見切り発車で全力投球だ。

ここで、厳しいレッスンを回想するメンバー。山本が「本当にたくさんのレッスンを受けさせていただいて、もちろん技術的なこともそうなんですけど、僕たち6人、まず“人として楽しむ”であるとか、たくさん学びました」と言うと、青山は「今まで生きてきた中での価値観を壊していただいて、違う自分を知りなさいっていう“メッセジセージ性”を…」と大事なところで噛んでしまい、次々にツッコまれる事態に。

そんなMCタイムを終えると、ペアを組んでのパフォーマンスへ。「硝子の少年」(KinKi Kids)、「あの鐘を鳴らすのはあなた」(和田アキ子)、「SAY YES」(CHAGE and ASKA)と続き、心に響く歌声に見守る神田も涙が止まらない。

休む間もなく今度は全員で、ダンス指導の仲宗根梨乃、50(FIFTY)が振り付けた「狙いうち」(山本リンダ)、そして「DESIRE -情熱-」(中森明菜)と会場のボルテージを上げるカバー曲を続け、約20分にわたるノンストップのパフォーマンスで、盛り上がりは最高潮に達した。