最後の1曲を前に、再びメンバー一人ひとりがファンに感謝のスピーチを行った。

山本「今日を迎えるまで本当に毎日不安で、本当にどうなるか分からなかった中、今日のために必死に6人で考えて、『ぽかぽか』のスタッフの皆さんも一緒になって考えてくださって作り上げたステージだと思います。本当に皆様に感謝の気持ちを忘れず、こうして思い切りパフォーマンスできたことが本当に幸せです」

青山「1月8日から毎日出させていただいて、生放送のプレッシャーですとか、梨乃さんや菅井先生のいろんなレッスンを受けながら、僕らが成長するすべての環境を『ぽかぽか』のスタッフの皆様に作っていただきました。最初は17人という人数の中でも、僕らのことを信じて毎日毎日来てくださった方、どんなグループなの?と興味を示して来てくださった方、テレビ越しで応援してくださった方、僕らはメッセージを全部読んでます。そういった皆様の愛、気持ちを僕らは受け取って、今日歌うことができたと思います。僕は皆さんと一緒の船に乗ってると思っています。1つのゴールに到着して、また新しい場所へ向かっていく大事な時間が迫っていますので、僕らも気を引き締めて一生懸命頑張っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!」

向山「僕は歌が大好きで、毎日3カ月間も『ぽかぽか』さんで生出演・生歌唱させていただける環境、そしてこんなにもたくさんのファンの皆様にお集まりいただきました。本当にこういった環境は当たり前じゃないですし、まだメジャーデビューもしてないのに、いっぱい撮影や取材をしてくださった媒体の皆様もたくさんいらっしゃいます。この3カ月間、僕たちのことを応援してくださり、ありがとうございます。また4月から毎日生歌唱させていただくということで、もう1回気を引き締め直して、また全力で頑張っていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!」

塩田「この3カ月間、32年生きてきた中で、こんなにも濃くて早い、充実した日々はなかったと思います。『ぽかぽか』のスタッフさんには、僕らがテレビに出る機会を頂き、何から何までしていただきまして、事務所関係のスタッフさんもいろいろしてくださって感謝しかないです。そして、雨の中でも強風の中でも雪の中でも、駆けつけてくれたファンの方々、今日朝早いにもかかわらず来てくれたファンの方々、友人の方々、本当に皆さんありがとうございました。僕らは今日、このステージでやっとスタートラインに立てました。これからもSHOW-WAの活躍を見ててください」

井筒「フジテレビの上のフロアにいると、外の様子が見えるんですね。朝早くから来てくださる方たちがいらっしゃって、その人たちの応援の思い、SNSやテレビ越しから応援してくださる皆様の思いを絶対に無駄にはしちゃいけないと、メンバー一同走り続けて参りました。これからもっともっとたくさんの場所で皆様へ恩返しができるように、一生懸命頑張ってまいりますので、引き続き応援よろしくお願いします」

寺田「ここにこうしてステージに立てているのは、本当に皆さんのおかげです。僕たちのゴールは今日ではなくて、神田さんを紅白に連れて行くこと。そして僕たちの大きな夢はまだまだあります。これからも6人でいろんな夢を追いかけていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします!」

そして、観客をバックに記念撮影を行った後、最後に「君の王子様」をフルバージョンで披露した。

テレビのメディアパワーを感じる機会に

この日のステージを振り返り、アドバイザーの古坂は「MC噛みすぎじゃない?(笑)」とダメ出し。神田は「やっぱ泣いちゃいましたね。先生の厳しいレッスンを毎週拝見してたので、心に響いちゃって。当然歌も上手なんですけど、それ以上のものを感じました」と称賛しながら、「これからどんどん伸びていくと思うんですけど、とにかく私を紅白に連れて行くことが目標ですから、それを忘れないでくださいね」と、企画趣旨を確認してきっちり釘をさす。

締めに入ると、会場から大きな「アンコール! アンコール!」の声が鳴り響いたが、惜しまれつつこれでイベントは終了。再び花道を歩いてステージを後にするSHOW-WAに、神田は「もうスターに見えますね!」とほれぼれしていた。

毎日の『ぽかぽか』エンディングでの歌唱後は、集まったファンたちとの握手会を行っており、その誠実な姿勢も相まって着実にファンを増やしてきたSHOW-WA。今回の会場には女性だけでなく男性も多く駆けつけ、さらには『ぽかぽか』視聴者層の子ども連れの家族の姿も多数見られたことから、放送を見てファン層を拡大していったことがうかがえる。

かつて、『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』(日本テレビ)で行われたポケットビスケッツの「100万人署名運動」など、ファンの力がアーティストをリアルに後押しする企画は、テレビというメディアのパワーを改めて感じる機会になるが、古坂も「最近のテレビで、こういうのないよ!」と驚いていた。