日経BPコンサルティングは3月22日、ブランド価値評価プロジェクト「ブランド・ジャパン 2024」の結果を発売した。調査時期は2023年11月、調査回答者数は6万2,000人。

  • ブランド・ジャパン 2024「総合力」ランキング 上位100ブランド

一般生活者編「総合力」ランキングでは、「Google」が6年ぶりの首位となった。ブランド力を構成する要素の中では、イノベーティブ(革新性)とコンビニエント(利便性)への評価が高く、イノベーティブランキングでは2位、コンビニエントランキングでは3位となっている。

これらのスコアが前回に比べてさらに上昇したことにくわえ、「かっこいい・スタイリッシュ」といった評価も高まったことが首位獲得に繋がったとされる。

イノベーティブの構成要素である「時代を切りひらいている」では首位を維持。コンビニエントの構成要素である「興味がある」「最近使っている」はそれぞれ2位、「役に立つ、使える」は3位で順位を上げた。ブランドらしさを示すアウトスタンディング(卓越性)の構成要素では、「かっこいい・スタイリッシュ」が前回109位から77位へとランクアップした。

2位は「YouTube」。2023年時点で、日本国内のプレミアムのアクティブユーザー数が7,000万人以上に達している。サービス面のトピックとしては、YouTubeショートが急成長しており、同調査でもフレンドリー、アウトスタンディング、イノベーティブの各指標でスコアが上昇していた。

3位は「アマゾン」。直販ビジネス、定期購入サービス、AWSなど連結での日本事業の2023年売上高が、円ベースで3兆6千億円に達している。ネットショッピング事業では、ブラックフライデーへの注目度が年々高まっているという。

4位は「カップヌードル」。商品とTVCM、SNSなどのコミュニケーションが例年話題となっており、2023年だけでも「特上カップヌードル」やYouTuber・ヒカキンさんが監修する「みそきん」、 具材まみれシリーズの「カップヌードル 謎肉まみれ」「カップヌードル シーフードヌードル イカまみれ」などが話題となった。

5位は「ダイソー」。市場規模が2023年度に1兆円を突破した100円ショップ業界で、売上高は首位。2023年も様々なヒット商品に恵まれたほか、個人向けECショップ「DAISOネットストア」も訪問者が増えているという。

「総合力」上昇ランキングでは、「X(旧Twitter)」や「ポケットモンスター」「ビオレ」が上位となった。

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