西日本鉄道は、天神大牟田線・貝塚線が今年で開業100周年を迎えることを記念し、西鉄電車公式キャラクターとして「ガタンコ」と「ゴトンコ」を起用すると発表した。
天神大牟田線は1924年4月12日に福岡~久留米間、貝塚線は同年5月22日に新博多~和白間の運行を開始し、以降、100年間にわたり走り続けてきたという。次の100年に向けて、より愛される西鉄電車をめざすべく、西鉄電車公式キャラクターを起用する。キャラクターデザインは、西鉄バス公式キャラクター「ババ・バスオ」の生みの親でもある福岡出身のクリエイター「パントビスコ」氏が手がけた。
「ガタンコ」と「ゴトンコ」は電車の吊り革をモチーフにした双子のキャラクター(100歳の妖精)。アイスグリーン(天神大牟田線カラー)のしっかり者「ガタンコ」と、オキサイドイエロー(貝塚線カラー)ののんびり屋「ゴトンコ」が織りなすかわいらしい雰囲気が特徴。本人たちは自分たちのことを双子ではなく「2両編成」と呼び、2人とも時間をきっちり守り、ホスピタリティ精神が高いことに加え、急な揺れに強く、吊り革だけに「ブラブラ」することが趣味。シフト制でたまに片方がお休みすることもあるという。
4月12日の天神大牟田線開業日から、「ガタンコ」と「ゴトンコ」をデザインしたラッピング電車も運行開始。当日は西鉄福岡(天神)駅にて出発式を開催し、100周年イヤーのスタートを盛り上げる。今後、「ガタンコ」と「ゴトンコ」が登場するCM等のメディア展開も予定している。