JR北海道、JR東日本、音楽館は14日、PCゲーム用プラットフォーム「Steam」で配信している「JR東日本トレインシミュレータ」の追加ダウンロードコンテンツ(DLC)として、2023年4月に廃止となった石狩沼田~留萌間を含む留萌本線深川~留萌間のトレインシミュレータを3月26日から世界同時配信すると発表した。
「JR東日本トレインシミュレータ」は、JR東日本の運転士が実際に使用する訓練用シミュレータを一部加工し、家庭用に配信しているシミュレーションソフト。走行する車両で収録した高画質の映像と走行音により、リアルな運転操作を体験できる。これまで東日本エリアの路線(山手線、総武快速線など)を配信していたが、今回初めて北海道エリアの配信を行うとのこと。
留萌本線DLCは、2023年4月の石狩沼田~留萌間の廃止にともない、廃止区間の風景や思い出をシミュレータとして保存することを目的に、深川~留萌間で廃止直前に撮影専用列車を走行させ、映像を収録した。実際に車内で使用した自動放送も実装し、留萌駅まで営業していた当時の留萌本線の姿を楽しめる。
「JR東日本トレインシミュレータ JR北海道 留萌本線DLC」は、3月26日からPCゲーム用プラットフォーム「Steam」にて世界同時配信。配信車両はキハ54形500番代。配信路線はJR留萌本線の上り・下り(深川~留萌間)。日本販売価格は6,960円(海外販売価格は69.99米ドル)。なお、DLCの購入にあたり、あらかじめ「JR東日本トレインシミュレータ」基本パックの購入が必要となる。