ドラマなどで深みのある演技や切れのあるアクションを見せている一方で、昨年発売した1stフォト&スタイルブック『Bailar』では、ドキリとさせられるセクシーな大人の顔ものぞかせている山本舞香にインタビュー。「自分らしくいるのが一番」と語るデビュー以来変わらない仕事への姿勢と、「人生観は変わってきました」という近年の心境の変化について話を聞いた。

  • 山本舞香

    山本舞香

3月2日に開催された「第38回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER」では、ファッションブランド「SHEIN」のステージでランウエイを歩いた山本。

「『カッコ良くキメてください』と言われていたのですが、最初に笑ってしまいました(笑)。緊張したというよりも、みなさんの歓声を聞けたことがすごくうれしくて、思わず笑顔がこぼれてしまって『すみません!』という感じでした。以前、無観客のときもあったから、お客さんの顔が見られるのは本当にうれしかったです」と笑顔を見せる。

『忍者に結婚は難しい』『今日からヒットマン』『闇バイト家族』など、近作ドラマでキレキレのアクションを華麗にこなしてきた山本。空手の黒帯を持ち、以前から身体能力の高さに定評があるが「アクションのある役がたまたま続きましたが、アクションがすごく好きなのでうれしいです」と語る。

「私は空手をやっていたので、『何かやれるでしょ?』みたいなテンションなのだと思います(笑)。アクションは事前に練習などはしてなくて、当日現場でメイクなどの準備を全部終えてから、段取りに入った段階で初めてトライするという流れです。その場の演出で入るものだから“アクションやり慣れているな”といった“決められた感”は出てないんじゃないかなと。その分、お芝居としてのリアルさが出ていればいいなと思っています」

あのレベルのアクションを即座でこなせること自体に驚かされるが、山本も「私も思います」と悪びれずに笑う。

「普通は事前にアクション練習などをやるものだと思いますが、逆にそれぐらい私のことを信頼していただいているんだなと考えると、そこはうれしいです。たぶん今まで様々なアクション作品をやらせてもらってきて、いろんなアクション部の方と何度かお仕事をさせていただいてきたので、どのくらい動けるかというのを理解してくださっているかと」

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トレーニングはほとんどせず「本当に面倒くさがりなんです」

中でも『今日からヒットマン』で相葉雅紀演じる伝説の殺し屋の相棒・ちなつ役でのアクションは難易度が高かったようで「基本的には柔術だったんです。人の肩で1回転したり、三角絞めをしたりして、なかなか手数が多かったです。それも事前の練習などはしていませんでしたが、そういったアクションをやるのはすごく楽しいです」と述懐。

アクションのスキルが高いだけに、普段から相当トレーニングを重ねているのかと思いきや「それが、してないんですよね。しなきゃいけないと思いますが、本当に面倒くさがりなんです」と申し訳なさそうに答える。

雑誌のグラビアなどでは美しい腹筋やくびれたウエストなどが大きな反響を呼んでいるが「食べなきゃいいんですが、私はけっこう食べるので、食べちゃうとお腹がぽよんとなっちゃいます。今日はまだ何も食べてなくて、コーヒーだけです」とおちゃめに笑う。

「ジムなどにも通えないことがわかっているからあまり契約などもしてなくて。たまにキックボクシングなどに行きますが、最後に行ったのも2年前くらいかと。格闘家の友達がいるので、ジムに遊びに行かせてもらったりするくらいです。あとはサウナに行くと、ちょっとだけ腹筋や腕立て、背筋などをしたりしますが、がっつりはやらないです」