コクヨは3月4日、「お子さまのお留守番に関するアンケート」の結果を発表した。調査は、中学生以下の子を持つコクヨグループ社員47名(2023年9月4日~5日)、および25歳以上の男女1,000名を(1月15日)を対象にインターネットで行われた。
子どもが1人で留守番する時間の長さを聞いたところ、「4〜5歳」では30分以下、「小学校低学年(6〜8歳)」では30~1時間と短時間が多く、「高学年(9〜12歳)」になると1時間以上が増え、学年が上がるにつれて留守番時間が長くなることが明らかに。「お子さまだけで自宅にいる場合、不安を感じますか?」と尋ねたところ、約6割が「不安がある」(59%)と回答した。
次に、留守番時に親が不安に思っていることを教えてもらったところ、「不審者」(79%)、「ケガや急病」(72%)など、子どもの安全にかかわる項目が上位に。そのほか、「寂しくないか」(53%)、「来客や電話の対応」(51%)など、子どもが不安な気持ちにならないかを心配している人も。
一方、子どもが留守番時に不安に思っていることを自由回答(親の代理回答)で聞くと、「寂しい」「心細い」という声が多数。また、「誰かが来たらどうしよう」「チャイムが鳴った際、居留守の対応でもドキドキする」など、訪問者に関する声などが多くあがった。
次に、子どもが一人で留守番していた時に、実際にどのようなトラブルや困ったことがあったかを聞いたところ、「水分補給を忘れて熱中症になってしまった」「鍵を忘れて外で待っている」「勝手にキッチンに入る」「連絡しても繋がらない」など、子どもの様子が見えないことで、様々なトラブルが起こっていることが明らかに。
「留守番時に連絡を取りたいと感じますか?」と尋ねたところ、親から子ども、子どもから親という一方通行の連絡ではなく、「双方向でのコミュニケーションを取りたい」(63%)と感じている人が6割以上にのぼった。