名取くるみ、製薬会社の内定蹴って芸能界へ「人生一度きり」「挑戦していく人生でありたい」

――格闘技イベント「K-1」のラウンドガールに、「日本レースクイーン大賞2022」グランプリ受賞など、活躍の幅も広がっています。レースクイーンには元々憧れがあったとおっしゃっていましたが、格闘技のラウンドガールのお仕事についてはいかがですか?

自分が知っているグラビアアイドルの方がやっているのを見ていたので、こういう仕事もあるんだ! と。いつか自分もやってみたいなという気持ちはありました。そのお仕事をさせていただく機会を頂いて、ずっと応援してくださっているファンの方たちが会場に応援に駆けつけてくれて、私きっかけで格闘技を好きになったり、それまで私のことを知らなかった格闘技ファンの方にも応援していただけるようになったり、すごくうれしいです。

――名取さんきっかけで格闘技のファンにもなるのはうれしいですね。

そうですね。現地に足を運んでくれたファンの方から、「格闘技にハマりました!」というメッセージをSNSで頂いたときは、ラウンドガールをやってて良かったなとすごく思います。

――名取さんといえば、インタビューなどでファンの皆さんへの感謝を言葉にしている印象があって。今、お話を聞いていて、改めて、ファンの方の存在の大きさを感じました。

ありがたいことに、一度、私のこと知ってくれたら、ずっと応援してくださる方が多くて、そういう方々に支えられていると思っています。ファンの皆さんがいなかったら、ここまで活動を続けることも絶対にできていなかったと思うし、今の自分はいません。ずっと応援してくださっているファンの皆さんには、本当に感謝しています。ただ、新しくファンになってくれる人がなかなか増えないという課題も感じています……(笑)。

――そうなんですね……(笑)。SNSでもファンの方々に呼びかける投稿が多いですよね。

ただ写真を投稿するだけじゃなくて、質問を投げかけて、頂いた返信にもできるだけハートマークを付けるようにしています。ただ写真を投稿して、いいねをもらって終わりにするんじゃなくて、ちゃんと見てるよってことを伝えたくて。SNSに投稿するときは、キャッチボールができたらいいなと思っています。

グラビアアイドルとして譲れないこと

――ファンの方にも伝わっていると思います。先ほども話題に上がりましたが、グラビアアイドルとして活動を始めて、6年ほど経ちました。名取さんがグラビアをやる上で、大切にしていることや譲れないことはありますか?

譲れないこと……私、写真の上がりはすごい気にしていて、マネージャーさんからも共有してもらうようにしてるんですけど、やっぱり自分の納得いくものじゃないと、皆さんに見てほしいという気持ちも湧かなくなっちゃうと思っていて。もちろん、自分がいいと思ったものを、皆さんにもいいと思ってもらえるかは分からないんですけど、写真の仕上がりは結構、マネージャーさんと綿密に打ち合わせをしています。今回の写真集も、再々校まで一緒に見て、チェックしたんですけど、世に出すものは、自分が納得したものを出したいと思っています。

――では最後に改めて、写真集の見どころを教えてください。

表紙の帯にも“限界露出”と書かれているように、今まで見せられていなかった姿も、すごくたくさん載っている一冊が完成しました。衣装、背景と一つひとつに全部こだわりましたので、ぜひ楽しんでいただきたいです。紙と電子版で出るのですが、紙の写真集を手元に置いていただきながら、電子版はズームもできるので、ぜひ見たいところを拡大して楽しんでもらえたらいいなと思います(笑)!

(C)KADOKAWA (C)GDL Entertainment 撮影/ You Ishii