「日本レースクイーン大賞2022」でグランプリを受賞し、日本一のレースクイーンにも輝いたグラビアアイドル、名取くるみ。今月14日には、待望の1st写真集『チューベローズ』(3,520円 A4判/128ページ KADOKAWA)を発売するなど、目覚ましい活躍を見せる彼女に、2018年のデビューから現在に至るまでの活動を振り返ってもらいながら、グラビアアイドルとして“譲れないこと”も教えてもらった(前後編の後編/前編:名取くるみ、1st写真集のイチオシは“シースルーランジェリーカット”「ぜひ拡大して見てみてください(笑)!」)。

  • 名取くるみ

    名取くるみ 撮影:杉山慶五

製薬会社の内定を蹴って芸能界へ

――続いて、グラビアアイドルとしてデビューした経緯についてお聞かせください。

大学生のときに、ファッションショーに出させていただいていて、その時に声をかけてもらいました。企業から内定ももらっていたので、すごく迷ったんですけど、人生一度きりだし、やりたいことをやらない人生より、挑戦していく人生でありたいと思って、デビューを決めました。

――もともと芸能界に興味が?

父がモータースポーツがすごく好きで、私も幼い頃から、サーキット場に連れていってもらっていたのですが、そこで目にするレースクイーンのお姉さんをキレイだなあ、いいなあと思いながら見ていて。心の片隅に芸能界への憧れがありました。せっかく挑戦する機会を頂けたので、踏み出してみようと。本当にタイミングですよね。

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――内定先は製薬会社だったとか。

そうなんです! 営業の仕事がやりたくて、就職のために資格勉強をしていたけど、それを蹴って、芸能界へ進むのは大きな決断でした。

――グラビアデビューがDVDというのも珍しいですよね。

デビューが遅かったので、まずは、みなさんに知ってもらうことが第一だと思っていました。抵抗があったかというと、ないに等しかったかもしれないんですけど、親からはすごく反対されましたね。うまくいくか分からないですし、子どもには安定した道を歩んでほしいじゃないですか。しかも、女優を目指すとかならまだしも、グラビアでDVDを出すって、いろいろ心配もあったと思います。

でも、今ではすごく応援してくれていて、お父さんは高校の同級生との同窓会があったときに、私が表紙になった雑誌をわざわざ持っていって、自慢してるらしくて! それをお母さんから聞くと、やっぱりうれしいです。普段は、「こんなのに出たよ」って、雑誌を渡しても、ちょっとパラパラとめくって、「お尻見せすぎじゃない?」みたいなふうに言われるんですけど(笑)。

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ラウンドガールとしても活躍

――素敵なエピソードです(笑)。デビューから6年ほど経ちましたが、グラビアアイドルというお仕事はいかがですか?

グラビアアイドルは、自分の主張や意見でお仕事の内容も変わってくる職業だと思っているのですが、自分が主軸になることができるというところが、自分には合っているなと年々感じるようになってきました。自分が思い描いていた通りの活動ができているかは分からないんですけど、こんなに長く続けることができると思っていなかったので、うれしいです。