俳優・市村正親の長男で、2021年に本格舞台デビューを飾った市村優汰。現在放送中のテレビ東京『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』で初のレギュラードラマ出演を果たすなど活躍の幅を広げ、177cmという高身長を生かしてモデルとしても活動している。3月2日に東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される「第38回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 SPRING/SUMMER」(TGC)に出演する市村にインタビューし、仕事に対する思いや父からのアドバイス、今後の抱負など話を聞いた。

  • 市村優汰

    市村優汰 撮影:蔦野裕

――芸能界に入ろうと思ったきっかけを教えてください。

もともとお父さんに憧れて、お父さんみたいになりたいという思いがあったのですが、お父さんと『オリバー!』という舞台をやらせていただいて、本格的に芸能活動を始めようと決めました。

――お父様のどんなところに憧れていますか?

家で台本を真面目に読んでいる姿もかっこいいなと思いますし、舞台に立つと役になりきって誰よりも輝いているので、それがもうかっこよくて、とても憧れています。そして、同じ舞台に立った時に、「本当に自分のお父さんなのかな?」と。迫力もすごくて、家にいる時のお父さんと舞台に立っているお父さんが全然違って、切り替えがすごいなと思い、さらにかっこよく感じました。

――俳優のお仕事をスタートされてから、演じる楽しさややりがいを感じていますか?

すごく楽しいですし、いろんな人と仲良くなれたり、演技を褒めてもらえたりした時にやりがいを感じます。

――どんなことを褒めてもらいましたか?

『夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2』で長文のセリフがあるのですが、一発撮りでOKをもらって「すごくいいね!」と褒めてもらった時に、頑張ってよかったなと思いました。

――俳優のお仕事に関して、実際にやってみてイメージと違ったなと思うことはありましたら教えてください。

視聴者としてドラマなどを見ていた時は、皆さんすんなりと演技されているので、俳優って簡単なのかなと思っていたんです。でも、いざ自分がやってみると役を自分のものにするのは難しいですし、何回も同じシーンを撮影したり、いろんな場所に行ったり、時間もかかって大変なんだなと思いました。

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目標は『ラ・カージュ・オ・フォール』での親子共演

――将来的にどうなっていきたいと考えていますか?

父のような俳優になって、たくさん活躍できるようになりたいと思っています。

――具体的に掲げている目標は?

お父さんとも「絶対やりたいね」と話しているのは、『ラ・カージュ・オ・フォール』という舞台で、僕がジャン・ミッシェル、お父さんがザザの役をやって、共演したいなと。

――いつ頃実現できたらいいなと考えていますか?

ジャン・ミッシェルは20歳くらいの役だと思いますが、18歳頃で大人のように見せて、演技も大人っぽくして、ジャン・ミッシェルのオーディションを受けたいと思っています。

――お父様から言われた言葉で大切にしているものがありましたら教えてください。

「役にしっかりとなりきること」というのをお父さんから言われていて、それは大切にしています。台本を読んで、こういう役なんだなとわかったら、その役を自分なりに考えて演じるようにしています。