俳優の高橋一生が主演を務めるテレビ朝日系スペシャルドラマ『ブラック・ジャック』(2024年放送予定)の新たな出演者が発表された。
■高橋一生主演『ブラック・ジャック』
法外な治療費と引き換えに、どんな手術も成功させる無免許の天才外科医ブラック・ジャックの活躍を描きながら、“医療の在り方”や“人の生き方”に深いメスを入れてきた手塚治虫の名作医療漫画『ブラック・ジャック』。連載開始50周年記念を迎えた本作が、高橋一生主演で24年ぶりにテレビドラマ化する。コロナ禍を経て、医療の在り方がふたたび問われる今、原作から厳選した有名エピソードを凝縮し、その真髄をぐっと掘り下げていく。監督は城定秀夫氏、脚本は森下佳子氏、ビジュアルコンセプト/人物デザイン監修/衣裳デザインは柘植伊佐夫氏が手掛ける。
■石橋静河、キリコ役に決定
死のみでしか救われようがない患者のため、揺るぎない使命感を胸に、日本では非合法とされている“安楽死”を秘密裏に請け負う医師・キリコ。生を与えることで患者を救おうとするブラック・ジャックとは正反対の理念を持つがゆえに、常に対立する宿命のライバル・キリコを石橋静河が演じる。『東京ラブストーリー』(20年)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(21年)、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22年)、テレビ朝日系で昨年放送された『ノッキンオン・ロックドドア』などでしなやかな表現力を見せてきた石橋が、立体化していくキリコ像とは。
そのほか、『妖怪シェアハウス』(20年)や『「大奥」Season2 医療編』(23年)でも話題を呼んだ味方良介、NHK大河ドラマ『青天を衝け』(21年)や現在大ヒット公開中の映画『ゴールデンカムイ』でも高評価を得ている名バイプレーヤー・山内圭哉、昨年のNHK大河ドラマ『どうする家康』でも唯一無二の存在感を放ったベテラン俳優・千葉哲也、同じく大河ドラマ『真田丸』(2016年)ほか舞台から映像まで幅広く活躍する実力派俳優・玉置孝匡など、舞台で培った確かな演技力を礎に、映像作品でも活躍する面々が参戦。そして映画監督、画家としても活躍している奥田瑛二も出演する。
【編集部MEMO】
連載開始から50年が経過し、節目を迎えた2023年からは、生成AIを活用した新作漫画の制作など特別プロジェクトも多数展開されている、手塚治虫による医療漫画の金字塔『ブラック・ジャック』。テレビ朝日では1981年、加山雄三主演で初めてテレビドラマ化し、その後、TBSでの本木雅弘主演2000年版テレビドラマなど、さまざまな実写版や舞台版が各所で制作されてきた。今回は原作から厳選した有名エピソードを凝縮し、「医療とは何か」という真髄を掘り下げていく。