フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、奇跡の生還を果たした母と家族の4年を追った『僕を産んでくれたお母さん ~言葉を失ったママと家族の4年~ 後編』を、25日に放送する。

  • 家族と再会する金山あさ奈さん(左)

今から約4年前、救急医療を特集するテレビ番組の取材カメラの前に、一人の妊婦が搬送されてきた。出産予定日まで、あと2カ月……金山あさ奈さんは、職場で意識を失い、病院へと運び込まれた。

原因は脳出血で、医師たちは2つの命を救うため、帝王切開で赤ちゃんを取り出すと同時に、あさ奈さんの開頭手術を行うことを決めた。手術は無事成功し、一命を取り留めたものの、右半身のまひに加え、会話や読み書きが思うようにできなくなる障害が残った。

救急搬送から5カ月、ようやく自宅へと戻ることができたあさ奈さん。夫の文哉さんと2人の男の子、そして、あさ奈さんより先に退院した三男の煌泰(こうた)くんに迎えられ、ようやく家族5人そろっての生活が始まった。

しかし、右半身にまひが残る体では、今まで、当たり前にこなしてきた家事にも一苦労、家族のために料理を作ることも難しい。それでも「自分一人でできることを増やしたい」と笑顔を絶やさず、こつこつと努力を続けてきた。4年がたった今では、家のことばかりでなく、職場復帰も果たすまでになっている。

しかし、言葉をうまく発することができず、子どもたちとの会話がままならないことに、あさ奈さんは、もどかしさを感じていた。時には、いら立ちを爆発させてしまうことも。

家族のために努力を重ねる息子3人の母と、それを支え続けた家族の4年の記録を、上戸彩のナレーションで追っていく。

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