俳優の錦戸亮が、阿部サダヲ主演のTBS系金曜ドラマ『不適切にもほどがある!』(毎週金曜22:00~)の第5話(23日放送)に出演することが16日、発表された。TBSドラマへの出演は約10年ぶりとなる。
第3話でも令和では不適切な発言が多く飛び交ったが、昭和と令和のテレビ番組の対比やハラスメントのガイドラインをうたったミュージカルシーンが大きな反響を呼んだ。そしてこのたび、第4話放送に先駆け、次週第5話のゲストに錦戸亮の出演が決定した。
錦戸が演じるのは、昭和時代に登場する“重要な役柄”。TBSドラマへの出演は、本作と同じくプロデューサー・磯山晶氏と脚本家・宮藤官九郎がタッグを組んだ日曜劇場『ごめんね青春!』(2014年)以来、約10年ぶり。民放ドラマへの出演は、『トレース~科捜研の男~』(2019年・フジテレビ)以来5年ぶりとなる。本作への出演にあたり、「作品に1話だけお邪魔するというのはあまりない経験。演じるうえでも気合が入りましたし、磯山さんと宮藤さんの作品は、ほかの作品にゲストで出るのとはわけが違う」とコメントするほど意気込んでいた錦戸が、本作で演じる“重要な役柄”とは!?
■錦戸亮 コメント
磯山晶プロデューサーと脚本・宮藤官九郎さんという日本のドラマ界において強固なタッグのお二人にまた呼んでもらえて光栄です!
作品に1話だけお邪魔するというのはこれまでにあまりない経験なので、演じるうえでも気合が入りましたし、磯山さんと宮藤さんの作品は、ほかの作品にゲストで出るのとはわけが違うんですよね。スタッフさんに知ってる人もいっぱいおったし、河合優実さんや、今回は会わなかったけど仲里依紗さんとも『離婚しようよ』で共演してるし。河合さんとは1年くらい前には親子の役で共演していたのに、今回2人ですごい恰好してるので(笑)、そこも見てほしいですね。先日も撮影後にその衣装で写真撮ったりして、そういうい
ろいろな再会があった作品でした。
宮藤さんの作品は、突拍子がなかったり、いきなりクレイジーになるときもあるけど、締まるところは締まるみたいなところが絶妙。台本は1話から全部いただいて読んだんですけど、読むのが楽しかったです。だからこのドラマに携われることに撮影前からずっとウキウキしてました。
僕自身、最後はホンマにどうなるかわからんし、早く結末知りたいし・・・毎週金曜日がとにかく楽しみ!
この作品は(僕にとって)1話からちゃんと全部見るドラマに確定してるから、視聴者の皆さんもそうなってくれるとうれしいなと思います。すごく面白いドラマに参加できて僕はラッキーでした!
■プロデュース・磯山晶 コメント
『流星の絆』(2008年)で初めてご一緒してから、15年! 『ごめんね青春!』(2014年)で主演、去年は、Netflix『離婚しようよ』で久しぶりにお仕事ができました。ずっと大好きな俳優さんですが、美しく年齢を重ねて、ますますいい男になっているし、芝居の面でも進化しているのを感じます。宮藤さんと私の間では、脚本のイメージを100%体現してくれる信頼できる存在です。今回はとても難しい役なので、錦戸くんに任せたいと思いました。久しぶりの地上波! ゲストですが、深い爪痕を残してくれたので、是非お楽しみに!
【編集部MEMO】
本作は、阿部サダヲ演じる昭和のおじさん・小川市郎が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言を炸裂させ、コンプラで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく、宮藤官九郎脚本の“意識低い系”タイムスリップコメディ。
(C)TBS