映画『変な家』(3月15日公開)の完成報告会が12日に都内で行われ、間宮祥太朗、佐藤二朗、川栄李奈、DJ松永(Creepy nuts)、石川淳一監督が登壇した。

  • 間宮祥太朗

同作は、白い仮面をかぶった謎のクリエイター・雨穴による書籍の実写化作。売れないオカルト専門の動画クリエイターの雨宮(間宮祥太朗)は、マネージャーから購入予定の家の間取りについて不可解な点があると相談を受ける。雨宮は、自身のオカルトネタの提供者である、ミステリー愛好家の変人設計士・栗原(佐藤二朗)にこの間取りについて意見を聞いてみることに。すると、奇妙な“違和感”が次々と浮かび上がり、栗原はある恐ろしい仮説を導き出す。

■間宮祥太朗、上映なしの完成報告イベントに「“変な”宣伝」

会場を覆うように焚かれたスモークとともに登壇した間宮は、「こういう暗いトーンの映画って、スモークを焚きながら照明を当てて撮ることが多いんですけど、本編より全然濃い(笑)」と笑いを誘う。さらに「(会場にいるのは)400名の方でしたよね? 後ろは全然見えない(笑) でもすごいたくさん集まっていただき、ありがとうございます」と感謝を伝えていた。

“変な報告会”と銘打たれた今回のイベントでは、作品の上映が行われないことについても「たいていこのタイミングで開かれるのって完成披露という言い方で“披露”する会をするのが常なのですが、今回は見せないという“変な”宣伝でございます!」とタイトルにかけて説明した。

また、作品の手応えを聞かれると、間宮は「ミステリーでありつつ、ミステリーの枠に収まらないというか、体感したことのない映画。自分はアトラクションのような映画だなと思っています。ちょっとした違和感から始まってすごく……ねっ?」とネタバレに配慮して口ごもってしまう。最後には「こんな景色が見える、そしてこんな出口に出るんだという、そんな映画になっております」としっかりとまとめ、アピールした。

出演が決定したときの心境についても「佐藤二朗さんとのバディで、コメディではない。二朗さんとのバディをどうやって作っていくのかということが、すごく楽しみでした」とW主演を務める佐藤とのタッグに期待感を持っていたことを明かした。