大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)は、2024年度末に開業予定の中央線延伸部(コスモスクエア~夢洲間)について、延伸に伴う設備投資費用等の一部を利用者に負担してもらうため、国土交通大臣宛に加算運賃の上限設定に関する認可を申請したと発表した。
中央線延伸部のコスモスクエア~夢洲間は営業キロ3.2km。2025年の開催を予定している大阪・関西万博の会場へ直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルートとして、2024年度末の開業に向けて準備を進めている。
今回の申請内容に関して、延伸区間に乗車する場合や、他の区間とまたがって乗車する場合に、加算運賃として普通旅客運賃に90円、通勤定期旅客運賃(1カ月)に3,370円、通学定期旅客運賃(1カ月)に1,520円をそれぞれ加算するとしている。
これにともない、中央線延伸部または同区間と他の区間をまたがって乗車する場合、コスモスクエア~夢洲間を含む2区(3kmを超え7km以下)の普通運賃は330円、3区(7kmを超え13km以下)の普通運賃は380円、4区(13kmを超え19km以下)の普通運賃は430円、5区(19km超)の普通運賃は480円に。2~5区ともに加算運賃90円・鉄道駅バリアフリー料金10円が普通運賃に含まれる。適用開始日は2024年度末を予定している。