俳優の安藤政信が、女優の石原さとみが主演を務めるテレビ朝日系2024年4月期ドラマ『Destiny』(毎週火曜21:00~)に出演することが、6日に明らかになった。

  • 左から亀梨和也、石原さとみ、安藤政信

■石原さとみ主演『Destiny』

今作は、ドラマ『Dr.コトー診療所』シリーズ(03年ほか/映画は22年)、映画『涙そうそう』(06年)、『ハナミズキ』(10年)などを手掛ける脚本家・吉田紀子氏が、自身初となる検事の世界を舞台にしたサスペンス×ラブストーリー。主人公の検事・西村奏(石原)が、大学時代の恋人・野木真樹と(亀梨和也)と12年ぶりに再会したことを機に、封印してきた青春時代のある事件の扉が開き、二人は20年に及ぶ運命の波に翻弄されていくことに……。出産を経て、今作で3年ぶりの連続ドラマ復帰を果たす石原が主演を務め、亀梨和也と初共演を果たす。2人の大学時代の仲間役として、宮澤エマ、田中みな実、矢本悠馬の出演も発表されている。

■安藤政信、石原さとみの恋人役に

石原とは、ドラマ『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(16年)へのゲスト出演で初共演を果たしている安藤は、「石原さんと芝居のセッションができることが、すごく楽しみでした」とコメント。今作では、奏の現在の恋人・奥田貴志を演じる。貴志は、「横浜みなと総合病院」の外科医。「横浜地方検察庁」中央支部の検事である奏と、恋人として一緒に暮らしている。外科医と検事として互いに多忙な日々を送る中、そろそろ結婚も見えてきて……そんな時、12年前に起きたある事件以降、姿を消していた奏の元恋人・真樹が突然姿を現す。さらに当事者の奏だけでなく、貴志自身も思わぬ場所で真樹と知り合うことに。これを機に、三人の思いが複雑に絡み合い、穏やかに暮らしていた奏と貴志の運命にも波風が立ち始める。初恋の相手である真樹の出現で激しく感情を揺さぶられる奏。そんな奏の変化が気に掛かる貴志。そして真樹も何か重いものを抱えているようで……?

■安藤政信(奥田貴志・役)コメント

以前、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(2016年)という作品に、1話だけ出させてもらったんですが、その時の石原さんの芝居がとても印象的だったんです。コミカルで難しい膨大なセリフ量をいとも簡単に料理する芝居の力量にすごく感銘を受けたので、今回、恋人役で石原さんと芝居のセッションができることが、すごく楽しみでした。

初日が石原さんとのシーンだったんですが、横顔がすごく凛としていてキレイだったんです。それを見た瞬間、奏への愛や、奏に惹かれた理由、彼女を大切にしたいという貴志の思いが見えたような気がしました。今回の石原さんの役は、つらい過去を背負いながら正義を貫いていく人なので、とにかく鋭くて、芯がすごく強いんです。“戦っている人”だなと感じますし、石原さんの芝居もすごく良くて、グッときます。背負って生きてきた過去と向き合いながら、戦っている奏を目の当たりにすることで、貴志の彼女に対する愛情や思いがさらに深く、強くなっていく気がしています。

亀梨くんとは初めてご一緒させていただくんですが、エンターテインメントにおいてアイドルとしての表現をきちんとしているなと、すごくリスペクトしています。バラエティも歌も、そして芝居もずっと続けてきた人だし、本当にすごいなと思うので、今回ご一緒できて本当にうれしいです。

脚本もすごく面白いです! 奏や真樹の過去、奏のお父さんの過去、それに対する奏の思いや貴志の複雑な気持ち……など、みんなの感情が渦巻いています。ぜひ、皆さんにも見ていただきたいです。

【編集部MEMO】安藤政信
1975年5月19日生まれ、神奈川県出身。96年に北野武監督の映画『キッズ・リターン』でデビューし、日本アカデミー賞新人賞ほか多くの賞を受賞した。『バトル・ロワイアル』『サトラレ』などで印象を残し、09年にはチェン・カイコー監督作『花の生涯~梅蘭芳~』で海外進出を果たした。近年の主な出演作に映画『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』『デイアンドナイト』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』、ドラマ、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』『DIVER-特殊潜入班-』『理想のオトコ』『ボイスII 110緊急指令室』『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』『マイ・セカンド・アオハル』など。写真家としても雑誌『GQ』などで活動。また短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS』では初監督を務めた。