JR九州は、2月28日に熊本駅を出発地として開催され、3月引退予定の「SL人吉」など熊本地区を中心に運行するD＆S列車4種類と、多機能検測車「BIG EYE」が熊本車両センターに集結する車両見学会ツアーの詳細について発表した。

  • 熊本地区を中心に運行するD＆S列車4種類と多機能検測車「BIG EYE」が熊本車両センターに集結

当日は熊本駅から821系3両編成による特別運行列車に乗車し、普段乗車できない線路を通って熊本車両センターへ向かう。車両センターでの見学時間は約3時間30分とされ、このうち1時間30分はD＆S列車「SL人吉」「A列車で行こう」「かわせみ やませみ」「あそぼーい！」と、イベントでは初公開となる「BIG EYE」の5列車が一堂にそろう時間となる。撮影エリアと全景撮影だけの時間を設け、「満足いくまで写真や動画の撮影が可能」とのこと。懐かしのヘッドマークや方向幕などを用意した「特設展示室」も、一般向けとしては初めて公開する。

全景撮影のために列車が移動する列車入換シーンも見学可能。「SL人吉」の蒸気機関車は後進運転する予定だという。その他、「SL人吉」の蒸気機関車・客車の連結シーン見学、蒸気機関車の転車シーン見学、「SL人吉」運転台見学、「あそぼーい!」車内見学・車内放送体験など、さまざまな体験を用意する。

  • 11品目のスペシャルギフトを参加者に進呈

定員20名で、参加費は1人15万円(大人・こども同額)。小学生未満は参加できない。発着駅を博多駅・鹿児島中央駅に変更できるプランもある。415系の吊り革やボックスシートの手すり、運転士時刻表など11品が入ったスペシャルギフトが付く。「JR九州NFT」による参加チケットと、参加者と車両が一緒に写った「参加証明NFT」もプレゼントするとのこと。参加申込みは2月21日23時59分まで、STORES予約「JR九州トラベルデスク」にて先着順に受け付ける。