名古屋鉄道は1日、広見線の新可児~御嵩間を走る6000系ワンマン車両(2両1編成)を対象に、「いもむし」の愛称で親しまれ、広見線でも活躍した3400系の復刻塗装を施し、3月2日から運行開始すると発表した。

  • 復刻塗装車両イメージ

3400系は1937(昭和9)年にデビューし、流線形の独特な形状から「いもむし」の愛称で親しまれ、2002(平成14)年まで活躍した車両。かつて3400系が広見線を運行していたことから、現行車両の6000系を使って復刻塗装が実現することとなった。沿線利用者に当時を懐かしんでもらうともに、沿線市町の観光活性化のコンテンツとして活用する考えだという。

運行開始日の3月2日、御嵩駅で10時から復刻塗装列車出発式を開催。御嵩町と八百津町の町長らが出席し、新可児駅の駅長による発車合図で御嵩駅10時29分発の列車(新可児行)を見送る。御嵩駅10時29分発・10時59分発の列車に乗車する人と、同駅10時56分着・11時26分着の列車で降車した人に記念品の配布も行う。記念品は限定1,000個とされ、なくなり次第、終了となる。

その他、御嵩駅前の「御嶽宿さんさん広場」にて、復刻塗装列車の運行を記念した記念乗車券とミニ系統板マグネットの販売を予定している。詳細が決まり次第、名古屋鉄道のサイトで発表される。