識学は1月30日、「“飲みニケーション”に関する調査」の結果を発表した。調査は1月22日、20歳~59歳の会社員300名を対象にインターネットで行われた。

職場での“飲み会”開催率は62.1%

  • 職場での“飲み会”への参加の有無について

    職場での“飲み会”への参加の有無について

調査によると、職場での“飲み会”開催率は62.1%。特に「忘年会」(46.9%)や「歓迎会」(31.2%)、「送別会」(29.4)が多いよう。職場での“飲み会”への参加の有無については、82.7%が「参加することがある」と回答し、男女年代別による差はあまり見られなかったが、役職の有無でみると、「役職あり」が91.9%に対し「役職なし」は78.1%と大きな差が。役職者の方は会社主催の“飲み会”には参加しなければならないという意識が強いよう。

また、職場の飲み会に参加したいかどうかについては、50.7%が「参加したくない」と回答。職場の飲み会には8割以上が「参加する」けれど、約半数は、実のところ「参加したくない」ことが明らかに。理由を聞くと、「勤務時間以外で会社の人と飲んだり食べたりしたくない」「時間の無駄」「セクハラ発言やアルハラが横行するから」「お酒が飲めない者にとっては苦痛でしかない」「お金がかかる」といった理由があがった。

職場の“飲み会”は「任意参加」が58.3%

  • 職場の“飲み会”は強制?任意?

    職場の“飲み会”は強制?任意?

続いて、職場の“飲み会”は強制か任意か?と質問したところ、「任意参加」が58.3%と最も多く、「強制参加」についてはわずか5.3%。しかし「任意だが強制に近い」は36.3%と、“参加せざるを得ない空気”がある企業もまだまだ多いよう。

また、“飲み会”に参加するか問われたことがあるか(出席表等も含む)と聞くと、65%が「ある」と回答。その中で、「参加したくない」と答えた方に「正直に答えられたかどうか」と尋ねたところ、「正直に答えられた」が55.1%いる一方で、正直に回答できない人も半数弱いることがわかった。

“飲み会”ではなくそれにかわる“ランチ会”があったら

  • “飲みにケーション”は必要だと思いますか?

    “飲みにケーション”は必要だと思いますか?

次に、「いわゆる“飲みニケーション”について、あなたは必要だと思いますか?」と質問したところ、51.0%が「必要だと思う」と考えていることが明らかに。理由を聞くと、「壁がなくなる感じがするから」「アルコールの有無は問わないが、仕事中とは違った見方ができる」といった意見が。一方、「必要ではない」と考えている人からは、「飲みの場でなくてもコミュニケーションはとれるから」「個人的には飲み会は好きだが、当然苦手な人もいるわけで、強制してくる会社は今の時代合っていないと思う」といった意見が寄せられた。

最後に、「“飲み会”ではなくそれにかわる“ランチ会”があった場合、あなたは参加したいですか?」と尋ねたところ、46.7%が「参加したい」と回答。“飲み会”に対する参加意向(49.3%)と変わらない結果となった。