レアル・ソシエダは28日、FWアンデル・バレネチェアとの契約延長を発表 [写真]=Getty Images

 レアル・ソシエダは28日、FWアンデル・バレネチェアと2030年夏までの契約延長を発表した。

 スビエタにおける21世紀選手の“パイオニア”が、伝説的な選手への道を歩み始めている。2001年12月17日生まれの現在22歳は、地元サン・セバスチャンに本拠を置くレアル・ソシエダのカンテラに12歳で入団。加速度的に成長を遂げると、2018年12月にクラブ史上2番目の若さとなる16歳359日でラ・リーガデビュー。同時にリーグ初の21世紀生まれの選手にもなった。テクニカルなドリブルに、戦術眼も備える高水準な左ウィンガーとして、ここまでクラブ公式戦通算137試合に出場し15得点7アシストを記録している。

 今回の契約延長は、2027年夏までだった現行契約を3年間延長した形に。これにより、現チームにおける最長契約選手となったバレネチェアは「ラ・レアルのトップチームでプレーすることを夢見ない選手はいないだろう」とクラブ公式インタビューに語り、以下のように胸中を明かした。

「とても幸せ。プレーしたいと願った生まれ故郷のクラブとの契約を延長することになったんだ。ラ・レアルが僕の人生を通して与えてくれた全てのもの、そして今はそれ以上に多くのものに対しても、自信と感謝の気持ちを抱いている。トップチームに昇格したとき、一番大変なのは昇格することではなく、そこにとどまり続けることだと言われた。だから今回の延長は、さらに2~3年滞在し、学び続け、向上し続けるという安心感を与えてくれる」

 今シーズンはシンメとなる右ウィングの久保建英とともに、攻撃を牽引するバレネチェア。いよいよ、チームの中核を担う存在になってきたバレネチェアの“新章”に注目だ。

【動画】2030年夏まで契約延長のバレネチェア