クリニックフォアとオカモトは、「性交における不安・心配について」の調査結果を1月24日に発表した。調査は2023年9月14日〜19日の期間、性交経験があり、低用量ピルの利用経験があるクリニックフォアの利用者女性482名を対象に行われた。

  • 性交痛を感じた経験がある

はじめに、性交における不安・心配について、77.6%の女性が「ある(非常に+ある+どちらかというと)」と回答した。理由として最も多かったのは「避妊をしたが妊娠していないか不安」(59.4%)、次いで「汗や性器などのにおい」(44.1%)と続いた。

また、3位に「挿入時・挿入後の痛み」(43.9%)がランクイン。そこで、性交痛を感じた経験があるどうかを尋ねると、「ある」と回答した女性は85.5%だった。

  • 性交痛を感じる原因

性交痛を感じる原因としては約半数が「前戯が不十分」(49.8%)と回答。次いで「十分に興奮できていない」(36.2%)、「相手の性器のサイズが大きい」(29.4%)と続いた。

  • 性交痛を感じたことをパートナーに伝えたことがあるか

また、性交痛を感じたとき、それをパートナーに毎回必ず伝えた女性は24.5%にとどまり、75.5%が「伝えられなかった経験がある」と回答。

  • 伝えなかった理由

「伝えたことはない」と回答した58名に理由を聞くと、トップは「雰囲気を壊したくないから」(53.4%)、次いで、「相手を傷つけてしまいそうだから」(39.7%)、「相手に知ってほしいと思わないから」(32.8%)と続いた。

  • 性交痛に対して対処したか

性交痛に対して対処しているかどうかを質問すると、「何らかの対処をしている」が66.7%だったのに対して、「対処したことはない」は33.3%だった。対処しない理由として最も多いのは「自分が我慢をすればよいものだから」(39.4%)という結果に。

対処している人にその方法について聞くと、1位は「潤滑ゼリーの使用」(47.6%)、2位「痛いと感じたら中断する」(40.4%)、3位「前戯に時間をかけるようにした」(40.0%)が上位にランクインした。