国土交通省は26日、北陸新幹線金沢~敦賀間の鉄道施設について、鉄道事業法第10条第2項の規定にもとづく検査の結果、合格としたことを発表した。JR西日本は3月16日の開業予定に関して、「令和6年能登半島地震」の影響はないと報告している。

  • 北陸新幹線金沢~敦賀間の鉄道施設が検査に合格

北陸新幹線金沢~敦賀間の鉄道施設については、鉄道事業法第10条第1項にもとづき、2023年11月14日にJR西日本から完成検査の申請が行われた。国土交通省が当該鉄道施設の完成検査を実施した結果、工事実施計画に合致し、技術基準省令に適合していることが確認できたため、同法第10条第2項にもとづき、合格としたという。

完成検査の対象線区は金沢~敦賀間(検査延長115.9km)。おもな検査項目として、鉄道線路(橋りょう・トンネル・軌道等)、停車場、車庫および車両検査修繕施設、運転保安設備(信号設備・通信設備)が挙げられている。

「令和6年能登半島地震」による完成検査対象施設への被害は生じておらず、完成検査の結果には影響がないことも確認したとのこと。JR西日本からは、すでに訓練運転を再開しており、3月16日の開業予定に影響はない旨の報告を受けているという。