インドネシア戦への決意を語った冨安健洋[写真]=Getty Images

 AFCアジアカップカタール2023・グループD第3節のインドネシア代表戦を24日に控えた日本代表。DF冨安健洋(アーセナル/イングランド)が前日会見にて同試合に向けた意気込みを明かした。

 19日に行われた第2節イラク代表戦に敗れたことで、グループステージ首位突破が消滅したなか迎えるインドネシア代表戦。大一番を前日に控えた冨安は、「間違いなく簡単な試合にならないことはわかっていますし、アジアカップ、そしてアジアの戦いが簡単ではないことは、ベトナム戦とイラク戦でひしひしと感じている」と警戒を口に。一方で、「しっかりイラク戦の反省もできていますし、インドネシアも次のステージに進む可能性を残しているので、相手の勢いだったりに呑まれずに、むしろ僕たちから仕掛けて叩きのめす気持ちでやりたいなと思っています」と強い言葉で決意を述べている。

 また、現在の日本代表が選手たちの意見を重要視する“ボトムアップ型”と評価されている点については、「決してネガティブなものではなく、森保さんが選手たちを信じてるからこそできているものでポジティブなこと」と見解を説明。「選手たちも、そのぶん森保さんのためにと思ってプレーしてますし、その選手にとっても信頼されているというところで、恩返しじゃないですけど、ピッチでのモチベーションに繋がるとても良い循環ができている」と好意的な印象を明かした。

 加えて、「そのなかでも試合の中というかプレーが続いている中で、ピッチ上で選手たちが変えないといけない部分はもちろんある。僕だったり(遠藤)航くんだったりリーダーとなる選手たちが、ピッチの中で細かい調整をするところは間違いなく必要だと思う」と自分たちが主導で変化を生み出す重要性も主張。「それは両方できるべきだと思うんですけど、とても良いポジティブなものだと思っています」と再度“ボトムアップ型”に対する信頼を強調している。