調査機関『しゅふJOB総研』は、主婦層を中心とする就労志向の女性を対象に行ったアンケート結果を1月17日に発表した。調査は2023年11月15日〜22日の期間、求人サイト『しゅふJOB』登録者550名(女性のみ)を対象に行われた。

  • 2023年を振り返り、女性が働きやすくなった実感について

はじめに、2023年を振り返り、女性が働きやすくなった実感について聞くと、70.4%が「ない」と回答した。一方、「ある」と回答したのは29.6%だった。

  • 働きやすくなったと実感した理由

働きやすくなったと実感した理由については、「働く女性の数が増えてきた」(59.8%)が最多に。次いで「産育休や在宅勤務などの制度が充実してきた」(50.0%)、「職場や社会の理解が進んできた」(41.4%)が続いた。

  • 2023年は「女性が働く」ことについて、どのような年だったと思うか

2023年は「女性が働く」ことについて、どのような年だったと思うかと尋ねると、最多は「転職や独立、在宅ワークなど、これまでより自由にキャリアを選べるようになった年」(50.4%)。次いで、「保育園不足やマタハラなど、働き続けることがこれまでより難しくなった年」が22%で続いている。

  • 2023年は「女性が働く」ことについて、どのような年だったと思うか

2024年は「女性が働く」ことについて、どのような年になると思うかを質問。最多は「転職や独立、在宅ワークなど、これまでより自由にキャリアを選べるようになる年」(48.2%)だった。次いで、「企業が女性が働くことの価値をさらに認める年」(29.1%)、「出産後も働き続けられるような環境がより整う年」(20.6%)が続いた。

また、「その他」(17.2%)には、「専業主婦への風当たりが強くなりそう」「人手不足を理由に女性の就労が増える年」「そんなに簡単に世の中が変わるとは思えない」といった声も寄せられた。

  • 2024年は、2023年よりも「女性が働きやすくなる」と思うか

2024年は2023年よりも「女性が働きやすくなる」と思うかを尋ねると、「思う」と回答したのは43.8%だった。

  • 2024年は、2023年よりも女性が働きやすくなる理由

働きやすくなる理由として最も多かったのは「働く女性の数がさらに増える」が61.9%で最多に。次いで「職場や社会の理解がさらに進む」(44.7%)、「産育休や在宅勤務などの制度がさらに充実する」(43.6%)が続いた。