元プロ野球選手で野球解説者の山崎武司氏が12日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』で公開された動画「小兵・神業・満塁男…『もっと評価されてもいい選手』はこの男だ! 【フルタの方程式AWARDS】」に出演。自身11年ぶりとなる本塁打王を獲得した2007年シーズンを振り返った。

山崎武司氏

■「もっと評価されてもいい選手」に自薦

同チャンネルの恒例企画「フルタの方程式AWARDS」。今回は、古田敦也氏、星野伸之氏、山崎氏、桧山進次郎氏、岩本勉氏で、「もっと評価されてもいい選手」を選出する。そして、さまざまな選手の名前が挙がるなか、山崎氏は「楽天イーグルスの山崎武司でございます」と自薦。「晩年よく打ったんですよ、僕。ホームラン王も獲らせてもらったんだけど、あの時って、飛ばないボールを使ってたんですよ」と前置きしたうえで、「たらればの話だけど、あれM社(の飛ぶ)ボールを使ってたら、ひょっとしたら、村上と肩を並べてたのかなってくらいの勢いで打ってた」と、自薦理由を説明した。

また、「あとはやっぱり、他球団の選手にめちゃくちゃ疑われました。何かっていったら、筋肉増強剤。『やってんじゃないか、あの人』って。あの当時はもうドーピング検査ってものがあったので、僕は『いつでも検査をどうぞ』って。何回かやったんですけど、出るわけないですよね。やってないですから」と告白。さらに、「ある時は、試合の前の日にアンパイアが来て、『山崎、ちょっとバットを見せてくれ』って。バットに細工をしてないかってことも疑われて、バットを検査されたこともある」と打ち明けつつ、「僕の力を信じてくれなかったんですよ(笑)」とこぼし、笑いを誘っていた。

【編集部MEMO】
『フルタの方程式』は、テレビ朝日で放送されていた古田敦也氏の初冠番組。2021年5月にYouTubeチャンネルとして復活した。名選手たちのハイレベルな技術論や、プロ野球選手だけが知るエピソードに加え、野球のギモンを解決する“方程式”を提案。「ピッチャーズバイブル」「バッターズバイブル」「キャッチャーズバイブル」など、「野球好きのバイブル」となるコンテンツを配信している。なお、古田氏が『これ余談なんですけど・・・』(ABCテレビ)にゲスト出演した際、番組MCのかまいたち・濱家隆一は古田氏のトーク力を絶賛し、『フルタの方程式』を楽しみにしている視聴者の一人であると明かしていた。