1話のみで「あの子は誰?」と評判に
6人目は、ハイペースで出演経験を重ねる志田こはく(19)。女優デビュー後すぐに『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』(テレ朝)のヒロインに起用されて注目を集めると、2023年は『私がヒモを飼うなんて』(TBS)、『ガチ恋粘着獣』(ABC・テレ朝)、『CODE-願いの代償-』(読売テレビ・日テレ)、『最高の生徒~余命1年のラストダンス~』(日テレ)などに連続出演した。6歳年上の姉・志田音々もグラビアのほか女優としても活動する人気者だけに、姉妹女優としてスポットが当てられるかもしれない。
7人目は、昨年「第15回TAMA映画賞」最優秀新進女優を受賞した高石あかり(21)。着実に出演作を重ねていたが2023年は、『東京の雪男』(NHK Eテレ)、『墜落JKと廃人教師』(MBS)、『日本統一 関東編』(日テレ)、『わたしの一番最悪なともだち』(NHK総合)などドラマでの活躍が目立った。役作りのうまさは世代屈指で、だからこそ難役のオファーが多く、視聴者にとって驚きを与えられる女優だ。
8人目は、現役Seventeenモデルとして活躍する上坂樹里(18)。2023年は初の本格的なドラマ出演となる『生理のおじさんとその娘』(NHK総合)の演技が話題になった。上坂が演じたのは、「生理おじさん」として人気を集める主人公の父を腹立たしく思う高校生の娘。さらに、『いちばんすきな花』で主演4人とつながりを持つ女性の中学生時代を演じ、2度にわたって「あのかわいい子は誰?」とネット上で話題を集めた。女優志望だけに2024年はさらに注目を集める一年になるだろう。
すでに40作超の出演歴と数々の映画賞を受賞
9人目は、昨年7月に日向坂46を卒業したばかりの影山優佳(22)。コロナ禍で数々の資格を取得して驚かせたほか、サッカー番組とクイズ番組での活躍が目立っていたが、昨年はMENSA会員になるなど、相変わらずの秀才ぶりを見せた。2024年はいきなり1月期に『ハコビヤ』(テレ東)と『春になったら』(カンテレ・フジ)の2作に出演。前者では洋食屋兼運び屋の主人公を手伝うヒロインを、後者では主人公の同僚助産師を演じる。CMの引き合いも多いだけに、女優としてのオファーも増えるかもしれない。
最後の10人目は、すでに40作超の出演歴と数々の映画賞を獲得している河合優実(23)。2023年は映画『少女は卒業しない』で長編初主演、『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』(NHK BSプレミアム)で連ドラ初主演を飾った。今年も1月期の『不適切にもほどがある!』(TBS)で主人公の娘を演じるほか、4月期の『RoOT / ルート』(テレ東)では坂東龍汰とW主演を務める。ファンデリー「旬をすぐに」のCMでも見せた圧倒的な存在感で、ドラマシーンでもトップに登り詰めるか。
今年はどんな新星が飛び出し、どこまで人気を集めていくのか。ここで挙げた10人はその可能性を秘めた筆頭株だけに、一年間追いかけてみてはいかがだろうか。