JR西日本とJR東海は、2024年3月16日に実施するダイヤ改正で、夜間に東海道・山陽新幹線の東京~姫路・岡山間で運転される下り「のぞみ93・95号」の時刻を見直し、途中の西明石駅に停車する列車を変更すると発表した。

  • 東海道・山陽新幹線「のぞみ」などに使用されるN700S

現行の下り「のぞみ93号」は東京駅20時33分発・岡山駅23時50分着。岡山行の下り最終列車であることに加え、下り「のぞみ」で唯一、途中の西明石駅に停車する列車(同駅23時23分着)として運転されている。現行の下り「のぞみ95号」は東京駅20時54分発・姫路駅23時53分着。姫路行の下り最終列車として運転される。

来年3月のダイヤ改正で、西明石駅に停車する列車を「のぞみ93号」から「のぞみ95号」に変更。岡山行の下り最終列車である「のぞみ93号」は東京駅20時39分発・岡山駅23時49分着となり、東京駅発車時刻が6分繰り下げられる。品川駅も6分繰下げ、新横浜駅は7分繰下げ、名古屋駅と京都駅は5分繰下げ、新大阪駅と新神戸駅は3分繰下げとなる一方、西明石駅を通過することで新神戸~岡山間の所要時間が短縮され、岡山駅の到着時刻が1分繰上げとなっている。

姫路行の最終列車である「のぞみ95号」はダイヤ改正後、東京駅20時54分発・姫路駅23時51分着に。東京駅と品川駅の発車時刻に変更はないが、新横浜駅で1分繰上げ、名古屋駅で2分繰上げ、京都駅・新大阪駅・新神戸駅で3分繰上げ、終点の姫路駅で2分繰上げとなっており、停車駅は増えるが所要時間は短縮されている。新たに停車駅となる西明石駅の到着時刻は23時40分。現行の「のぞみ93号」と比べて、東京駅発車が21分、西明石駅到着が17分繰り下げられた。

なお、「のぞみ」は博多発東京行の上り最終列車も時刻が繰り下げられる。現行の最終列車である「のぞみ64号」は博多駅18時59分発・東京駅23時45分着だが、ダイヤ改正後は博多駅の発車時刻を同駅19時0分発に変更。わずか1分の繰下げだが、JR西日本によれば、博多発東京行の新幹線が「開業以来初の19時台」に博多駅を発車するとのこと。