JR東日本は、ダイヤ改正を2024年3月16日に実施し、仙台駅発着で運転している特急「ひたち」の運転時刻を見直し、利用しやすい時間帯に設定すると発表した。仙台エリア・首都圏エリアの各都市における滞在時分を拡大し、利便性向上を図る。

  • 仙台駅発着の特急「ひたち」はダイヤ改正後も3往復を維持。運転時刻を変更して利便性向上を図る

常磐線経由で運転される特急「ひたち」のうち、仙台駅発着は3往復。ダイヤ改正後も本数に変更はないが、運転時刻を変更することにより、ビジネス・観光等で利用しやすい時間帯の運転とする。

下りは「ひたち3・13号」を引き続き品川発仙台行で運転。仙台行の最終列車は、現行の「ひたち19号」(品川駅15時45分発・仙台駅20時28分着)から「ひたち21号」(ダイヤ改正後の時刻は東京駅16時45分発・仙台駅21時34分着)に変更する。上りは仙台発の始発列車を現行の「ひたち14号」(仙台駅10時14分発・品川駅14時51分着)から「ひたち12号」(ダイヤ改正後の時刻は仙台駅8時48分発・品川駅13時51分着)に変更。相双地域(福島県浜通りの相馬地域・双葉地域)から水戸・東京方面の滞在時間が拡大し、東北新幹線と特急「ひたち」を乗り継ぐことで相双地域への利便性も向上する。

上りは午後の時間帯にも列車の変更を予定している。現行の「ひたち14号」から「ひたち26号」(仙台駅16時6分発・品川駅20時53分着)まで6時間近く空く一方、上り最終列車となる「ひたち30号」(仙台駅18時2分発・品川駅22時52分着)との運転間隔が約2時間となっていたこともあり、ダイヤ改正後は「ひたち26号」に代わって「ひたち22号」を仙台発の列車(ダイヤ改正後の時刻は仙台駅14時16分発・品川駅18時52分着)に。現行ダイヤと比べて運転間隔が調整される。

なお、仙台駅発着ではなくなる下り「ひたち19号」、上り「ひたち14・26号」はダイヤ改正後、いわき駅発着で運転されるとのこと。