iKala Japan(アイカラ ジャパン)は12月13日、「SNSから見る訪日台湾人の特徴」に関する2023年の最新調査レポートを発表した。同調査は2022年1月1日~2023年9月30日、台湾のSNS(Facebook、YouTube、Instagram)を対象に、25万人のインフルエンサーの投稿(7.5万件以上)を分析したもの。

  • 2022年1月~2023年9月、台湾インフルエンサーの日本観光に関する投稿件数統計

2022年10月に日本政府が個人旅行の受け入れを再開後、台湾インフルエンサーによる日本観光に関する投稿数が急激に増加した。SNS投稿数は2023年9月の時点で、2022年1月と比較して8倍にまで増加している。

台湾のSNS上で影響力の高い日本の観光地は、YouTubeでは難波、梅田、嵐山、心斎橋、道頓堀が上位に入るなど関西が多く、Instagramでは上位のキーワード全てが関東、関西の定番観光スポットだった。富士山、ディズニーランドに次いで河口湖の投稿影響力が高い。Facebookでは東北や北海道の地名や観光地が多く上位にランクインした。YouTubeでは難波、渋谷、新宿、銀座など、買い物に関連するようなキーワードの影響力が他のSNSより大きい。

  • 台湾のSNS上で影響力の高い日本の観光地

台湾のSNS上で影響力が高い日本の季節関連ワードについても分析すると、FacebookとYouTubeでは「雪」が注目度が高いことがわかった。Instagramでは3つのSNSのうち、唯⼀「桜」というワードの影響力が一番大きい。

台湾SNS上で影響力が高い都道府県TOP10を見ると、3つのSNSで共通して、東京・大阪の影響力が高く、Instagramでは他の2つのSNSよりも京都の影響力がより大きかった。茨城はYouTubeでのみランクインしている。その理由は「魅力度ランキング最下位の県へ行ってみた」という動画が話題になっていると考えられるという。