AOKIは12月11日、女性を対象に実施した「冬のジャケット着用の悩みに関する意識調査」の結果を発表した。そこで浮き彫りになった重ね着による「シワ問題」と「汗問題」に対する解決策のヒントも紹介している。

女性98%が「冬のジャケット着用の悩み」あり

  • 冬のジャケット着用において、不満や悩みはありますか?

同社では2023年10月に、20代~40代の女性722人を対象に「冬のジャケット着用の悩み」があるか尋ねたところ、97.9%が「ある」と答えた。具体的には「重ね着によるシワ」「外と室内の寒暖差で汗ばむ」「ジャケットだけだと寒い、厚着しにくい」といった悩みが多かった。

「重ね着によるシワ」の解消法は?

同社では、冬のジャケット着用時の悩みで多い「シワ」の解消法として、「霧吹きやシワ取りスプレーでシワ取り」「浴室で簡単シワ取り」を紹介している。

スチーマーやアイロンを利用してシワ取りするのもいいが、時間がない時は霧吹きやシワ取りスプレーなどで生地に水分を含ませ、繊維を柔らかくすると、シワを伸ばすことができるという。特に冬は乾燥しているため、しっかりと水分を含ませて部屋に干しておけば、シワも取れるだけでなく、乾燥防止にもなる。

スチーマーやアイロン、スプレーがない場合、ホテルや自宅で入浴後など、熱気・水気がある浴室にハンガーでジャケットを吊るしておくと、繊維が柔らかくなりシワが伸びるとのこと。なお、パンツは、裾部分を上にして吊るしておくと、よりシワが伸びやすくなるという。

  • 熱気・水気がある浴室にハンガーでジャケットを吊るしておくと、繊維が柔らかくなりシワが伸びる

冬は重ね着の季節だが、肩まわりに余裕のあるコートを着用することもシワ防止のために有効とのこと。アームホールが小さく、肩パッドがつぶれやすいコートを重ね着すると、腕まわりや肩にシワができやすくなる。ラグランスリーブのような肩に圧迫感のないコートを着用することをすすめている。

「外と室内の寒暖差で汗ばむ」人はどうする?

「汗問題」については、「洗えるジャケットを使う」「固く絞ったタオルで叩き拭き」が有効だという。洗えるジャケットを使用すれば、ドライクリーニングに出さなくても、自宅の洗濯機で簡単に汗やにおいを落とすことができる。

「叩き拭き」とは、ぬるま湯につけたタオルを固く絞り、汗が気になる部分(脇・襟まわり・袖口など)をトントンと軽く叩いて拭くこと。こうすることで、汗をタオルに移すことができるという。叩いた後は、風通しの良い場所で陰干しし、湿気を飛ばして仕上げる。

  • ぬるま湯につけたタオルを固く絞り、汗が気になる部分を叩いて拭く