都市部の店舗に行くと、1000円超えは当たり前のパンケーキ。おしゃれなパンケーキの値段を見て、「ちょっと高い…」と感じた経験がある人も多いのではないだろうか?
しかし、いかにもハイセンスな街・自由が丘駅の近くには、パンケーキが税抜900円で食べ放題の店があるらしい。
900円で食べ放題、しかも特注の粉を使った本格派のパンケーキ。味わいと「元が取れるか」が気になりすぎたので、さっそく店舗でパンケーキを思いっきり食べてきた!
本場のパンケーキを極める『RusaRuka 自由が丘店』
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RusaRuka(ルサルカ) 自由が丘店
パンケーキを思う存分楽しめる「おかわり無料」サービスを提供しているのは、『RusaRuka(ルサルカ) 自由が丘店』。自由が丘駅から徒歩約10分のビルの1階に店を構えている。
一瞬「ここで合ってる? 」と疑問に感じるようなシンプルな外観だったが、店の前にメニューの看板が立っていたので無事到着。店内のメニューにも、同様の内容がプリントされている。
いつもなら「どれにしようか…」と悩むところだが、今回は迷わず最安値の『クラシックパンケーキ』(990円)をオーダー。90分間おかわりし放題とのことなので、どんどん食べるぞー!
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おかわり無料サービスの制限時間は90分
『クラシックパンケーキ』(税込990円)
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「クラシックパンケーキ」(税込990円)
注文してからおよそ10分後、テーブルに運ばれてきた『クラシックパンケーキ』(税込990円)。皿の上にはRusa Rukaの焼き印がついたシンプルなパンケーキが3枚のせられており、小麦とバターの甘い香りが漂っている。
粉糖はパンケーキからはみ出すほどかけられており、端にはホイップバターが添えられている。粉糖はなめらかな口どけだがしっかり甘く、シンプルな味わいのパンケーキとの相性がバツグンだ。
パンケーキは火の通り加減が絶妙で、一枚一枚すべてがもっちり柔らかい。最近流行りの分厚いパンケーキに慣れた筆者は、「薄いのに全くパサパサしていない」ことに感動してしまった。
ふわふわのホイップバターは、口に入れた瞬間にコクが感じられる濃いめの味わい。白くて柔らかな見た目からは想像できない、ガツンと来るバターの風味に思わず驚いた。
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かけ放題のメープルシロップ
『クラシックパンケーキ』は自分でメープルシロップをかけて食べるメニューのため、好みに合わせて味を調整できるのも嬉しいポイント。実質かけ放題である。
テーブルに置いてあるシロップの瓶はかなりデカいため、ガチの甘党さんにもおすすめかも…?
無料おかわり9枚&有料トッピングで贅沢に
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追加で頼めるトッピングメニュー
写真を撮影しながら30分ほどで最初の3枚を食べ終え、いよいよ1回目のおかわりを注文。枚数は自由に指定できるようなので、まずは2枚をオーダーしてみよう。
どうせならより美味しく食べたい…、ので『アイスクリーム』(220円)『キャラメルソース』(165円)のトッピングも頼んでみた。
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一度目のおかわりパンケーキ+アイスクリーム、キャラメルソース
待つこと5分、パンケーキ2枚とバニラのアイスクリーム、キャラメルソースが到着。試しにアイスとキャラメルソースをのせてみると、わりとおしゃれな「ファミレスで出てきそうなパンケーキ」が完成した。
このパンケーキを作るのに使った品の値段は、合計で385円(無料おかわり2枚+アイスクリーム+キャラメルソース)。ちょっと安すぎないか?
しかも、アイスクリームにはバニラビーンズがたっぷり含まれており、1スクープの量は市販の高級アイスより多い。
焼きたてのパンケーキはほんのり温かく、パンケーキの上にのったアイスクリームをゆっくりと溶かしていく。キャラメルソースは香ばしくてほんのり苦く、濃厚な味わいに仕上がっていた。
溶けたアイスとキャラメルソースが混ざりあうと、まったりとした至福の味わいに。400円以下のスイーツとは思えない、高級感のあるテイストを楽しめた。
ちなみに、ルサルカのお冷はレモン水。口の中がさっぱりするためか、パンケーキ5枚ではまだまだ胃のもたれは感じない。
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二度目のおかわりパンケーキ+ホイップクリーム、チョコレートソース
そんなわけで、続いてはおかわりパンケーキ3枚と『ホイップクリーム』(220円)『チョコレートソース』(165円)を注文。
クリームは一般的な”ホイップたっぷり”パンケーキと同じくらいの量が器に盛られており、アイスクリームと同様にコスパが心配になってしまった。
こちらもそれとなく盛り付けてみたところ、研修中のアルバイトが作ったような見た目、ではあるが可愛らしいスイーツが完成。385円の追加料金でトッピング付きの三段重ねパンケーキが食べられるとは、ほんとに夢のよう……。
ホイップクリームはこっくりとした深みのある味わいで、じゅわっと溶ける軽めの食感。チョコレートソースは甘みが強く、パンケーキやこれまでのトッピングが甘さ控えめだったためか、なんだか新鮮なテイストに感じられた。
二度目のおかわりの3枚も美味しくいただき、元は取れたと思うから終了～、とのんきに思っていたら、トッピングがたっぷり残っていることに気づく。
つまり、ここでおかわりパンケーキを頼めば、実質無料で豪華トッピングのパンケーキが食べられる…!?
というわけで、三度目のおかわりを新たにオーダー。4枚を頼んで飾り付けたら、実質タダとは信じられない「ソース2種+クリーム特盛りパンケーキ」の完成だ!
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三度目のおかわりパンケーキ+残ったトッピング3種
パンケーキがしっとりしていて素朴な仕上がりのためか、不思議なことに8枚以上食べた時点でもまだまだ美味しく食べられる。
ソースに飽きてきたら、テーブルに置いてあるメープルシロップを使用。最後までめちゃくちゃうまかった…。
結果的に、食べたパンケーキの枚数は12枚。
しかも、1,760円で「店員さん盛り付け1セット」「自分盛り付け3セット」のおしゃれスイーツとして、12枚のパンケーキを自分の予想以上にリッチに楽しめた。 ※クラシックパンケーキ 990円+トッピング 770円=1,760円
単純に計算すると、トッピング付きパンケーキ1セットあたりの金額は440円。ワンコイン未満で本格パンケーキが食べられるとは、店の懐事情が勝手に心配になってくる。
加えて、トッピング1品ずつの量がかなり多い点も魅力的。トッピング1種類とテーブルに置いてあるかけ放題のメープルシロップだけでも、普通に12枚は美味しく完食できると感じた。
コスパが良すぎるおかわり無料サービスを提供しているルサルカ自由が丘店。お代わりサービスを始めた理由やパンケーキ作りのこだわりポイントを、 店主の小田友和さんに伺った。
「おかわり無料」を始めたきっかけは? ルサルカ店主インタビュー
――おかわり無料サービスを始めた理由を教えていただけますか?
お客さんにお腹いっぱい食べていただけるからですね。他に実施しているところがないから、というのもあります。
――サービスの反響をお聞かせいただけますか?
このサービスのことを聞いて来店される方は多いですね。インターネットの口コミでも、「おかわり無料」と記載されたコメントを目にします。
おかわりはする人はする、しない人はしない…、のが実際のところですが、平均すると一人あたり2,3枚くらいおかわりされているかと思います。
――パンケーキの製造方法においてこだわっている点はありますか?
見た目ですね。きれいに盛り付ける、というのにこだわっています。
あとは、パンケーキの粉が特注で。アメリカのママが作ったような昔ながらのスタンダードなパンケーキで、冷めても美味しいものを目指しています。
――おすすめのメニューやトッピングを教えていただけますか?
『ふわふわほろ苦パンケーキ』(1,485円)と『イチゴミルフィーユ』(1,650円)が特におすすめですね。
あとは、絵本に登場するパンケーキをイメージした『厚焼きフライパンケーキ』(1,958円)も人気です。
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イチ推しメニュー「ふわふわほろ苦パンケーキ」(1,485円)
また、デザートメニューの中で「ふわふわほろ苦パンケーキ」「クラシックパンケーキ」の2品にはアイスクリームがのっていないため、それらにはアイスをのせてもらうと美味しいと思います。
ルサルカのパンケーキ、質も価格もすごすぎた
写真を撮影しながらのスローペースでも、90分間でしっとり美味しい焼きたてパンケーキを12枚楽しめたルサルカ自由が丘店。
今回はトッピングを多く頼んだためソースやクリームでも胃の容量を使ったが、トッピングの種類を絞ればあと3枚は食べられるように感じた。
1000円以下で本格パンケーキを10枚以上、しかも東京の自由が丘で食べられると考えればコスパは最高。
甘いもの好きの方や「おしゃれなスイーツは食べたいけど価格は抑えたい」方は、ルサルカ自由が丘店に行ってみてはいかがだろうか?
RusaRuka自由が丘店
住所：東京都目黒区自由が丘1-20-19
営業時間：9:30～20:00(LO.19:00)
