本作はウォンカが亡き母と約束した“世界一のチョコレート店を作る”夢を追うことから、「夢見ることからすべては始まる」というメッセージが込められているが、チッチも「私も夢はずっと見続けてきました」と言い、「夢は形を変えていくと思っていて、諦めるのではなく、夢の形を変えると思ってきました」と夢に対する考えを述べる。

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また、夢を叶えるには周囲の愛情が必要だと本作で感じたという。

「家族とか友達とか恋人とか、何か1つでも自分がもらえる愛情に気づけたら、夢への糧になると思ったので、目の前にある愛情にちゃんと気づいて、自分の夢のためにパワーにできたらいいなとすごく思いました」

そして、「応援してくれている皆さんも当たり前ではない」とファンへの感謝の思いを改めて実感。「大きな愛情を注いで応援してくれているので、その愛情をしっかり確認しながら自分のパワーにして、夢を追いかけたいです」と語った。

■オノ・ヨーコを目標にしたら「自分の生きたい人生になりそうだなと」

自身の夢は、「かわいくてイケているおばあちゃん“イケオバ”になること」だという。

「そのために好きなことに真っすぐ生きていきたいし、あまり決めつけず、諦めず、期待もしすぎず、自分の幸せの方向に挑戦しながら生きていきたい。その結果、かわいくてイケているおばあちゃんの自分がいたらいいなと」

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目標にしているような人物はいるのか尋ねると「オノ・ヨーコさん」と回答。コロナ禍に強く惹かれたそうで、「今まで憧れの人はいなかったけど、この人を憧れとして生きていったら、自分のなりたい、生きたい人生になりそうだなと思った人で、大好きです」と目を輝かせた。

そして、彼女のことを深く知ることになったきっかけについて、「コロナ禍で人と会えなくなった時に、ラブやピースに目覚めなきゃいけないと感じた時があって、愛ってなんだろうと漠然としたことを考え出した時に、ビートルズやジョン・レノンとオノ・ヨーコの存在が自分の中で大きいと思って深掘りするようになり、すごく影響を受けました」と説明。

「女性として強くあるべき姿を見せてくれていると思うし、物怖じせず世界平和を謳いながら、自分の家族への愛情もしっかり示して生きている姿がかっこいい」と魅力を熱弁し、「『かっこいい女になりたい』とずっと言っていましたが、『これだ!』と思ったあるべき姿だった感じがします」と、目標とする人物が見つかったことをうれしそうに語ってくれた。

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■セントチヒロ・チッチ
5月8日生まれ。2023年6月29日に解散したBiSHの元メンバー。2022年8月にCENT(セント)としてソロ活動を本格始動し、2023年8月23日に1stアルバム『PER→CENT→AGE』をリリース。11月14日より初の全国ツアー「Hello Friend Tour」を開催中で、13都市で15公演を行う。また、加藤千尋名義で俳優デビューし、11月3日~12日に上演された舞台『雷に7回撃たれても』で長編舞台作品に初出演。映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(12月8日公開)で声優に初挑戦した。